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アカギカメムシ

2018/12/15


 沖縄地方に住む大型のカメムシです。採集したものを標本用ということで送っていただいたのですが、筆者としては標本にするよりも飼育観察がしたいので、輸送中に死んでもかまわないが生きたまま送ってほしいと依頼しました。そうしたところ10数匹が1頭も欠けることなく無事に届きました。けっこう頑健な虫のようです。

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 色彩には個体変異が著しく、赤みが強いものから黄色あるいはほぼ白色のものまでいるそうですが、これは赤みの強いものですね。

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 送っていただいたものはいずれも赤く、色合いについては個体変異はほとんど見られませんでした。ただ、白で縁取られた黒紋にはかなり差異があって、くっきりと黒いものから、ほとんど消失しているものまでありました。

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 前胸外縁部がとがっていて触れるとひじょうに痛いです。この部分が棘状に突出するものもいるようですが、送っていただいた個体はいずれも丸みのある外縁部をしていました。

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 背中の黒紋が前翅後端では消えかかっているものの、前方ではくっきりしている個体です。体色や前胸の棘にはどの個体でも変異がなく、それらの変異は地域差であるようですね。

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 頭部中央にメタリックなグリーンの部分があっておしゃれです。このメタリックの装飾は各肢や腹部にも見られます。

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 側面図。後翅が長くて、後方に飛び出していますが、意外なことにあまり飛び回りません。飼育者としては扱いが楽でよいです。それに手で捕まえてもカメムシ臭がほとんどなく、臭気に悩まされることもありません。

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 腹面図。背面に劣らず派手です。

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 調べてみますと、幼虫の食草はアカメガシワ等とありましたが、調達できないのでスポンジにポカリスエットを染み込ませて代用します。
 本種は成虫が集団を形成する亜社会性をとるのだそうです。また、メスは卵塊および孵化した幼虫を保護する習性があるらしいです。2年前に飼っていたエサキモンキツノカメムシと同様ですね。

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