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エゾギクキンウワバ

2018/12/23


 ひじょうに個性的な容姿をしていることから、シャチホコガの仲間をせっせと探していた筆者はけっきょく種の同定に至らず、掲示板のお世話になりました。結果ヤガの仲間でした。

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 夜、ベランダの洗濯ばさみに止まっているのを嫁さんが見つけました。さお竹をはさむ大きめのクリップです。クリップをさお竹から外しても逃げないので、明るいところで撮ろうと部屋に持ち込みました。すると翅を小刻みに揺らし始め、翅の模様を撮らせまいとするのです。

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 待っていても翅を止めてくれないのであきらめました。

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 側面図。前胸部に派手に盛り上がった毛束があります。翅の形状も変わっているのですが、翅を止めてくれないのでその様子が撮れません。

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 やや正面図。

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 ネット上では、頭の毛が盛り上がってるとか、モヒカン刈とか表現している方がいますが、胸部の毛ですからね、これ。

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 背面からだと、前胸部の毛束はV字型をしています。この装飾の効果については不明です。また前翅中央部にひじょうに明るい細長い紋があるのも本種の大きな特徴です。
 越冬形態は不明ですが、11月に終令幼虫を撮影している文献をネット上で見つけたので、蛹で越冬するのではないかと思います。オオムラサキのように幼虫で越冬することも考えられなくはないですが、幼虫の写真を見る限り越冬に適しているようには見えませんでした。
 12月も下旬になって成虫が飛び回っているのは珍しいといえばそうなのですが、それほど驚くには値しません。積雪の中を飛び回る蛾もいますし。ただ、ネット上での情報の多くは成虫の出現時期は6〜10月になっています。

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