タイワンリス2
2018/12/30
町田リス園、タイワンリスの続きです。同園ではほかにも数々の齧歯類が観察でき、がらにもなく哺乳類にかなり心動かされてしまいました。
これはリスの放し飼いエリアに張られたネットです。本種が特定外来種に指定されていることから、逃がさないための工夫でしょうか。そうじゃないと思います。この目の粗さだと脱走は不可能ではないでしょう。それよりも上空からリスを狙う猛禽類を警戒しているのでしょう。
放し飼いエリアにたくさん用意されている巣箱。リスたちをどんどん繁殖させる気満々ですね。
水は給水器から飲んでいます。爬虫類の中には水皿を用意してやっても飲み水を見つけられない残念な子がたくさんいるので、ボトルにたまっている水さえ見つける哺乳類の知性はうらやましいです。
時々、低い声でうなっています。可愛い容姿に反してなかなか迫力のある声を出します。テリトリーを主張しているのでしょうか。野生では基本的に単独生活らしいですから。
ただ、エリア内のポピュレーションが多すぎて、テリトリーの維持は困難で、主張はあまり効果がなさそうです。
前足を手のように使ってものを食べます。齧歯類にして霊長類的ですね。
どの個体も人間をまったく恐れません。手に乗るとそのまま食事を始めます。
直立しているところ。齧歯類も危険回避等から遠くを見渡す必要性に迫られ、しばしば後足で2足直立します。
こうしてなついている姿を見ると、飼ってみたくもなりますが、日々の世話と臭いのことを考えると憂鬱になります。屋外飼育では臭いはあまり気になりませんが、一般家庭ではこうはゆきませんからね。
哺乳類を飼ってる人にはほんとに感心させられます。