マグニフィカスオオワラジムシ2
2019/03/16
去年の暮れから飼い始めて、3ヶ月近くになりました。生育状態は良好で、とても大きなサイズに育ったものもいます。大型で、ひじょうに個性的なルックスで、見ごたえのある虫です。
比較的乾いた場所に群れています。抜け殻(上半身)が見えますね。下半身はまた別のところで脱いだのでしょう。
体長20mmていどに育った立派なオスです。大きいです。
体が大きいわりには良く動き回ります。日中に見かけるのは、群れで樹皮などにくっついて休んでいる姿ですが、ちょっとした刺激でも動き出します。少々のことでは動こうとしない種も多いですけどね。
体長があるうえに各節のエッジが反っていてい、その部分が白い、なかなかおしゃれな容姿をしています。このままでもデフォルメキャラみたいですね。
太くて長い触角を振りながら歩き回ります。
飼育環境。触角を激しく振りながらシェルターから這い出してきた個体が見えます。
この子は体が長くてエビみたいです。各節のエッジをもっと長くすれば三葉虫ですね。
同時に飼育中のダルメシアンオオワラジムシは、1月中には繁殖が始まりましたが、本種はそれよりも遅く2月中旬くらいからでした。繁殖が遅れたのは入手した個体が若かったからかもしれません。
生後間もない幼虫です。黒い消火器が透けて見え、すでに採餌していることが伺えます。ちょっぴり赤みを帯びています。
成虫と幼虫の比較図。生後すぐの幼虫は真っ白ですが、採餌するようになるとうっすらと赤みを帯びできます。
3月現在、幼虫は徐々に数を増やしています。たくさん増やしたいものです。
本種の幼虫たちは、意外にも腐葉土上よりも朽ち木にくっついていることの方が多い気がします。幼虫も乾燥好きなのでしょうか。