ハナダカダンゴムシ2
2019/03/19
筆者のこれまでの陸生等脚類の飼育経験で、ワラジムシ類よりダンゴムシ類の方が飼育難易度が高いという思いがあり、今もそれは変わらないのですが、この虫に関しては(今回は)上手くいってます。
パッと見はよくいるダンゴムシと変わらないのですが、写真で拡大してみるとその個性が判ります。
オカダンゴムシのように丸くなって地中に浅く潜っているようなほとんどなく、乾いた場所にくっついています。動きも早くワラジムシ的です。
頭部ズームアップ。頭頂中央の三角がオカダンゴムシよりも鋭角でエッジが浮き上がっているのが本種の特徴です。
ルックスには個体差がありますが、明るい色合いのものでは、おおむねこんな感じの模様になります。ダンゴムシの仲間としては一般的ですかね。
木片に群れる成虫たち。色合いは様々ですね。群れの中に1頭の幼虫を発見。繁殖が始まったようです。下の方にトビムシの仲間が群れているのが気になりますが、問題なく同居しているようです。
3月に入ってから少しずつ幼虫が増えてきました。
10頭ばかりで飼い始めたので、これだけ幼虫が増えれば素晴らしいです。
腐葉土上の幼虫(左上)と成虫。
与えたキャベツもよく食べました。多種と比べてもよく食べている方です。
朽ち木の裏の群れ。幼虫もいます。水をかけてやりました。