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ユウレイオオワラジムシ2

2019/03/30


 現在、飼育中の等脚類は20種類ほどになりましたが、本種はそれに先駆けて昨年9月から飼い始めています。この個性的な虫はけっこう癖が強いと聞きます。飼育繁殖の難易度は低くないということです。それだけになおさら短命で終わらせてしまいたくない虫でもあります。

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 乾燥したところが好きで、たいてい乾いた樹皮の裏にくっついています。触ったりしない限りじっとしています。

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 雌雄ペアで仲良くしていますよ。ペアで過ごす習性があるのか、たまたまこなったのかは判りませんが、ほとつ上の写真もおそらくペアです。オスは体格があり尾肢も大きめです。

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 ひじょうに大きなワラジムシなのですが、たいへん透明感のある体色をしています。

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 1月から少し大きめのケージを仕立ててやりました。樹皮や木片を多めに置いて乾燥した場所を多くしてやります。

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 本種を腐葉土上で見かけることはあまりありません。乾いた樹皮の裏側が安住地になっています。

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 朽ち木上の大量の糞。等脚類にとって生活圏の糞は重要です。ケージの中に糞を見つけると安心できます。しかしながらこれが増えすぎても飼育環境の悪化につながるのでしょう。難しいところです。

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 こちらには上記のものよりも細かい糞があります。どういうことでしょう。

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 2月中旬、幼虫を発見。腐葉土上を歩く生後間もない幼虫を見つけました。

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 2月下旬になると、幼虫の数が増えてきました。成虫と共に樹皮の裏側にくっついているのを見かけるようにもなりました。悲願の繁殖成功です。

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 生後間もない幼虫たち。すでに採餌した様子が伺えます。各節の外縁部が特徴的です。

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 この虫は筆者にとっては貴重な存在なので、飼育下で増やすことができれば素晴らしいです。

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 最近になって、本種が洞窟に生息しているという記事を読みました。この容姿を見る限りそれもうなずけます。洞窟生息者にとって光は大敵かというと、そうでもなさそうです。ブラインドケーブフィッシュという洞窟性の視力のない魚は、照明を施した水槽で他魚との混泳が可能です。

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 少し成長した幼虫です。成虫が白っぽいので、幼虫も成長しても色づいてくることはありません。

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 背中にじゃっかんの黄色がのっています。この色の正体は判りませんが、成虫にも見られる特徴です。

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 成虫の糞の上を歩く幼虫。硬質の植物質を食べるクワガタムシの幼虫等は、成虫の糞を食べて消化を手助けするバクテリアを受け継ぎますが、等脚類の幼虫にもその習性があるのでしょうか。

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 腐葉土上の幼虫。この幼虫も腐葉土をエサとして利用することはまちがいないと思われます。

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 これはエサ皿の下にくっついている幼虫です。緑のエサ皿を腐葉土上に置いておくと、なぜかよく幼虫がくっついています。エサ皿にはドッグフードや観賞魚用のエサを入れていますが、それを食しているのは成虫だと思われます。

 3月末現在、幼虫がさらに増えている様子はありません。とりあえず幼虫は確保できましたが、ホイホイ増えてゆくわけでもなく、幼虫の成長もゆっくりしているようで、充分な繁殖状態を実感できるのはまだ先のようです。

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