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オナガグモ

2019/04/06


 細長い体形が特徴のヒメグモの仲間です。ヒメグモと言えば真ん丸のお腹をした小さなクモのイメージが強いかと思われますが、本種は棒状の細い腹部をしていて、まるでナナフシのような容姿をしています。頭胸部を見れば小型のクモなのですが、長い腹部のせいで体長は大型種に匹敵します。
 森林やその周辺で普通に見られる種ですが、擬態の名人であるうえ小さいため見つけるのにはけっこう苦労します。

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 糸上を歩くのに適した細くて弱弱しい肢がヒメグモ的です。

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 本種は他のクモを専食することで知られていますが、今回飼ってみようと思ったのは、クモ以外の虫も食べると聞いたからです。クモ食いのクモというのも珍しいですよね。

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 最後肢以外は中ほどから先端にかけて白くなっており、肢が短く見えます。これは擬態の時に必要なのでしょうあ。

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 長い腹部のせいで頭胴長(体長)はコガネグモ等の大型種に匹敵しますが、肢や頭胸部は小さく小型種のそれです。

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 プラケースの壁面は登ることができるようです。歩くのは下手ですが、ものにつかまって体を支える力はしっかりしていて、少々の振動や風では吹き飛ばされません。

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 2頭入手しました。小さな容器で飼えそうです。写真中の上にいる個体は腹部を背中側に曲げていますが、腹部はひじょうに銃なんです。歩行の際にはこのように腹部を曲げていると行動しやすいのでしょう。

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 ケージ内にはミズゴケを少量敷き、湿度を維持していやります。多湿を好むというわけではありませんが、からからに乾いた環境よりよい気がしたもので。飲み水は直接スプレーして与えるしかないでしょう。

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 何時間化するとケージのフタの裏側に落ち着きました。ここに希薄な糸を張って獲物を待ちます。獲物は小さな虫を糸に引っ掛けるか目前に差し出してやるかします。ヒメグモを飼う場合と同じです。ただ、このクモはわずかの糸しか張らないようですし、その糸に粘性が少なければ獲物を糸に引っ掛けてやるのは困難でしょう。
 あるていど糸を張ったら、すべての肢を体に沿わせてまっすぐに伸ばし、全体として1本の棒と化します。そうなると松などの針葉樹の葉か、植物由来の破片かゴミくらいにしか見えません。そうして糸を渡ってくる小さなクモの到来を待ちます。
 小型のクモは、しばしば他のクモが残していった糸を渡り歩くのだそうです。その習性を利用して、クモを専食することに特化したという、なんともおかしなクモです。

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