ハナダカダンゴムシ3
2019/04/16
3月頃から本格的に繁殖が始まりましたが、現在はその頃生まれた子たちも大きくなり、また新たな幼虫も生まれてウジャウジャ状態です。なかなか素晴らしい成果です。筆者がこれまでに飼ったダンゴムシとしては抜群の繁殖率です。
幼虫も成虫も入り乱れて樹皮の裏側に集まっています。
こちらの集団は、なぜか黒っぽい個体がほとんどです。幼虫たちも同じように黒っぽく見えます。
これは色が明るく模様の目立つ個体の集まり。幼虫たちも明るい色合いをしています。濡れているのは水をスプレーしてやったからです。
ここにはかなり成長した幼虫たちが集まっています。その多くが模様が顕著になってきています。
本種は容姿の特徴ごとに集まる習性があるのでしょうか。そんな話しは聞いたことがありませんが。個体の多くは体に模様のある明るい色合いのもので、黒っぽく模様の目立たないものは少数派です。
腐葉土をよく食べ、すっかり劣化してしまったので、新しいケージを仕立ててやろうと思ったのですが、ニシキオオワラジムシの新しく仕立てたケージに同居させることにしました。動きがひじょうに速いうえに繁殖率も高いので大型ワラジムシとの同居でも果敢に生きてゆくでしょう。写真には本種が2頭写っています。その他はニシキの幼虫たちと、モンテネグロダンゴムシ1頭です。
ハナダカダンゴムシの集落に割り込んできたニシキワラジムシの幼虫。体はデカいですが温厚なので仲良くしてくれると思います。
これまで使用していたケージ。腐葉土が激しく劣化し、葉はほとんど形をとどめず土全体が硬化しています。これは砕いて庭に撒いておけば、土壌の足しにくらいにはなるでしょう。