ダルマメンガタハナムグリ3
2019/05/04
失敗です。このところ等脚類の管理に心を奪われて、本種の幼虫の存在を忘れていました。ゲッ、マットが乾いている。去年の夏には早いものでは終令になる幼虫がいましたから、そろそろ羽化を迎えてもおかしくない頃です。
マットの中に幼虫は不在で、蛹室をいくつか見つけることができました。
割ってみた。蛹発見。かなり成長が進んでいますが、腹部はへこんでいるところが気になります。
腹面図。
側面図。
別の蛹室からは羽化を終えている成虫が出てきました。
成虫腹面図。体はしっかり固まっていますが、まだ活動していません。
軽く水をかけてやり、しばらく見守っていると、動き始めました。
飼育用のケージを仕立てて数日後、昆虫ゼリーを食べ始めました。
この特徴的なハナムグリは、管理を怠らなければ飼育繁殖は容易なようです。また、長期に渡って何度も産卵するようなので、上手に飼えばたくさん増やすこともできるでしょう。日本ではまだメジャーになっていませんが、そのうちCBがたくさん出回るようになるでしょうね。