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飲酒の話し

2014/02/22


 筆者は酒を飲みません。むかしはそれで苦労しました。高校を出て会社に入って初めてビールを飲んだ時には、腕にジンマシンが並びました。ビールって不味いですね。それでもあの時はハイキングの帰りで、喉が渇いてて駅長に進められてコップに2杯くらい飲んだでしょうか。顔が熱くなって目がショボショボして、しばらくは動くのがキツかったです。
 むかしは、社会人たるもの飲まないというのは我がままであるという風潮があり、飲めないというとよく説教をされました。「日本人の多くはアルコールに対する抵抗力が弱い、それでもみんな努力して付き合い程度には飲めるようになるものだ。その努力をしないのは甘えている」それが飲む人たちの理屈でした。
 宴会では最初にビールで乾杯をやります。その最初の1杯を飲み干すと、筆者はコップを伏せ、注ぎに来た相手とケンカします。人間には誰にでも嫌いな飲食物があるでしょう。それを勧めるとはケンカを売られてるってことですから、買うしかありません。じゃあ、お前の嫌いなチキンを食え、それがイヤなら人の嫌いなものを勧めるな。これが筆者の買い言葉です。しかし社会の常識として、悪いのは筆者ということになります。「人の嫌いなものを食えとか言うな、お前も嫌いなものくらいあるだろう」だから酒が嫌いだって言っている。「それはお前の我がままだ、努力もしないで嫌いなんて周りが迷惑する」おおむねこんな内容のケンカになります。まぁ、意外かも知れませんが筆者は宴会の席は嫌いじゃないので、しらふでも暴れますし、宴会を台無しにしたくはないので本気のケンカはしませんけどね。
 ただ、酔って説教するやつ、目が据わって怒りだすやつは嫌いです。「お前は酒も飲まんのに、つまみだけは食うのか」なんて言われると頭に来ます。こっちは割り勘でお前の酒代まで払ってやっているのに、つまみも食うなってか。酒飲みは、飲まない参加者に感謝しろ、ボケ。ってな感じです。これは本音です。「酒飲んでる横でジュース飲まれると、酒が不味くなる」なんて言われると、一発ケリを入れてやります。飲みたくもないジュース飲んででも付き合ってやってる人の行為を無にするやつは成敗しなければなりません。
 宴会は楽しむものです。バカ話しで盛り上がって大騒ぎするのは良いことです。その誘いには乗ります。けれど目を血走らせて怒ってるやつは酔ってるからと許しておいてはクセになります。
 ある時、テニスの練習の帰りにみんなでパブへ行こうということになって、筆者もノリノリで参加したのですが、そのお店にはノンアルコールがまったく置いてなかったのです。スポーツのあとで喉はカラカラです。仕方ないのでチューハイを飲むとこれがけっこう美味で、調子に乗って11杯とか飲みました。するとお腹の調子が悪くなってトイレに駆け込み、そこでお尻から大流血です。数日後、お尻がカンカンに腫れて医者に行くと、周辺膿症という痔だと診断されました。「酒は止められないか」という医師の問いかけに、よろこんで止めますとも、と答えました。

 それから社会は飲めない人間にとって優しい時代に徐々になって行きました。今ではアルハラという言葉まであって、飲める人が飲めない人に酒を強要するのは人権侵害なのだそうです。
 今では筆者もじじぃなので、宴会で酒を強要されても返り討ちにするだけですが、相手も狡猾になったのか、時代が良くなったのか、勧めてくる人はほとんどいなくなりました。
 それでも、世間に酒飲みはたくさんいます。酔った人間はひじょうに迷惑です。臭いし汚いし、暴力を振るうし。筆者は駅員なので、夜になると泥酔者の相手をすることもあります。話しも通じないし、言動や態度が豹変するし、まさに狂人ですね。そして自衛のために手を挙げると、過剰防衛でこっちが犯罪者になると言いますから理不尽な話しです。酔って周りの人間に危害を及ぼす奴に手を挙げて悪いというのは納得が行きません。周りに居合わせて、そいつを手助けしようとして殴られた人は、その人が悪くて酔っぱらいに責任はないというのはおかしな話しです。正常な人間は、暴力と侮辱を受けて、それが当然とはどういう法規なんですか。泥酔者に遭遇したら身を守っては行けない、常人を助けてもいけない、日本の法律はどうなっているんですか。泥酔者にまともな判断能力はないのは解りますが、泥酔したらどうなるか、どれほど周りに迷惑をかけ危害を及ぼすかくらい当人も承知で飲むわけでしょう。それがマナー違反であることを知ってて飲むわけでしょう。そんな人間に対して、それを制したら過剰防衛なんて無茶苦茶です。泥酔者は手加減なしで暴れるのに、それに対する防衛権も正常な人間は持てないなんて。
 そりゃ、高い殺傷能力のある武器で動きを封じるのは過剰防衛でしょうが、素手で相手の動きを封じるくらい認めてほしいものです。警察を呼べばいいと言いますが、警察官の到着までにこっちの身がもちません。怪我を負えば酔っぱらいを訴えられるそうですが、怪我する前に相手の動きを封じたいし、裁判ざたに無駄な労力と時間を奪われるのもごめんです。

 喫煙の話しの項でも述べましたが、自分の満足のために周囲に迷惑をかけることが許されるなんて、酒飲みは王様ですか? 悔しかったら飲めですか。飲みたくもないし、酔って周りに迷惑をかけたいという欲求もありません。
 酒を飲んで自動車を運転すると罰せられますが、それは周りに危害が及ぶからでしょう。酒を飲んで人なかをうろつくことも同じじゃないですか。車の運転ほどの殺傷能力は発揮できませんが、自分もそして周りにもかなり重大な危険を及ぼします。酔って階段で人と接触したら、相手は転倒して階段を転げ落ちるかも知れません。酔って自分が階段を転げ落ちたら、自分が負傷するのみならず、その先に人がいたらどうなります? 酔って列車のホームから線路に転落したら、自分の命に危険が迫りますが、接近した列車の運転士が急ブレーキをかけ、列車に乗っている旅客が将棋倒しになります。
 酔って公共の場を歩くことが認められているなんて、汚臭をまき散らし周りに不快な思いをさせてもかまわないなんて、酒飲みってほんと王様ですね。じつにうらやましい。
 酒飲みは、その挙動で自分や周囲に危険を及ぼす以外にも、嘔吐したり失禁したり、不衛生きわまりないです。まさに歩く汚物です。駅でもすぐ近くにトイレがあるのに、ホームで小便をするクソじじぃがたくさんいます。つい先日も、清掃係員が嘔吐物の処理をしてノロウィルスに感染しました。清掃係員はマスクに手袋を付けていますが、筆者のような駅員はそうした防御装備を支給されません。清掃係員は日に2回ほど半時間ほど巡回してくれるだけで、あとの駅の清掃は駅員の受け持ちなので、筆者は無防備なまま日々嘔吐物の処理に明け暮れています。駅が酔っぱらいの嘔吐場所だなんて決めたのは誰ですか。嘔吐物の処理は感染の危険性を覗いても、精神衛生上もひじょうによろしくないです。酔っぱらい様のゲロと小便の片づけをさせていただく我々に人権はないのですか。
 会社は、泥酔者もお客様ですなんて言いますが、とんでもないことです。泥酔者がいなければ、多くの旅客が不快な思いをせず、怪我を負う危険も減少するのですから、泥酔者を客としてもてなすというのは、常識人をバカにする行為です。常識を持って正しいマナーを守る人間は、泥酔者の危険性や悪臭やゲロに耐えろなんて、どういう接遇ですか。問題を起こさない客をなめる傾向は、最近の多くの調子に乗った企業にありがちなことですが、正直者や行儀よくするものばかりがバカを見る風潮はほんとよろしくないですね。
 泥酔者は、その悪しき症状を発症した時点で、公共の場から隔離されるべきです。でなければ公共の安全と衛生は脅かされたままです。筆者の勤める鉄道会社は、人件費削減で清掃係員も最小限しか雇わず、多くの駅のホームに水道も清掃設備もありません。我々駅員がせっせと掃きとってもゲロ跡は染みとなって残り、その上にまた新たなゲロ染みが重なり、毎日清掃が入るトイレの方が百倍衛生的です。旅客は日々、多数のゲロ染みを踏みしだいて通勤通学しています。駅のホームは病気の感染源です。飲食店ならぬ駅のホームは法的に衛生管理する必要はないのかもしれませんが、泥酔旅客は歓迎するが、嘔吐物の処理はしないという鉄道会社の態度も異常です。泥酔旅客の危険性もホームの不衛生さも鉄道会社は承知しています。承知していないなら無知無能もはなはだしい。ただ、国の法に触れなかったら何をしてもいいというわけです。
 酒を飲んで車の運転をすると、事故を起こす可能性が高くなりますが、交通事故以上に歩き回る泥酔者による暴力や怪我の件数は多いです。物的な被害を被らなくても、酔っぱらいの口から吐き出される罵詈雑言や悪臭、嘔吐物はたいへん迷惑です。それが違法でないから周りの人々は耐えがたきを耐えるしかありません。車による事故でなければ、泥酔者による事故や事件、迷惑は野放しにしていいという国のルールもまともとは思えません。
 悲しいことやつらいことがあって、公共の場で騒動を起こした場合、世間の目はひじょうに厳しいものです。その人の性格や精神状態が疑われ、汚名を挽回するのは並大抵ではありません。しかしながら泥酔して周りに迷惑をかけ続けている人間は、すぐに許され社会的地位を回復します。それが恥にもなりません。ここは酔っぱらい天国ですか。

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