ヤマトシロアリ12
2019/05/19
つい先日、庭でワラダン探しをしておりました。ワラダンとは陸生等脚類すなわちワラジムシおよびダンゴムシのことなんだそうです。つい先日、AWAKE という生き物展示即売会に参加した時に教わりました。「最近、ワラダン来てるよな」という風に使っているのを耳にしました。
今年の冬から庭に仕掛けておいた朽ち木です。この下にワラダンがわいているはずです、ワラワラと。
ところが、朽ち木をひっくり返すと出てきたのは、シロアリでした、ワラワラと。
ヤマトシロアリです。家の敷地内にシロアリが湧いてるなんで、家族に知れたら大騒ぎですが、じつは皆さんご存知ないだけでシロアリは案外簡単に湧くようですよ。この虫は乾燥にひじょうに弱いですが、生息範囲拡大のために飛翔する有翅虫はよく乾燥に耐えて遠くまで飛ぶので、意外なところにフッと出現します。ましてや山間に位置し、カブクワが住む林が間近なうちなどでは、シロアリは常習客です。
でもヤマトシロアリは、自ら水を運べないので、コロニーのある環境が乾燥にさらされれば死滅してしまいます。飼育している場合は何らかのストレスでも簡単に死滅します。彼らが果敢に筆者どもの家をばお召し上がりになるなんてことはまず考えられません。床下通期も万全で、ゴキの方々さえ入って来ないありさまなので。うちの来客と言えば、ヤモリ、ムカデ、カメムシ、ハチくらいのものです。
ここは、朽ち木を取り除いて乾燥の刑に処するべきところですが、もうしばらく置いといて、そのうちまた観察してみようかと。