1_萌萌虫雑記帳.png

ヒメマルゴキブリ2

2019/06/09


 この可愛らしいゴキブリを入手するのは、5年ぶりです。九州から南西諸島に分布するダンゴムシそっくりのゴキブリです。メスは生態になってもダンゴムシのままですが、オスは有翅でゴキブリっぽい形状をしています。筆者は知らなかったのですが、今回、石垣島に住まう採集者からオスがたいへん貴重であることを教えていただきました。オスは数が少ない上に交尾すると死去してしまうらしいです。
 前回はひじょうに飼育難易度の高いという印象がありましたが、今回はその容姿通り、ダンゴムシのように育ててみようと思い立ち、実践してみることにしました。

1

 メスです、たぶん。サイズは15mmていど。もしかすると幼虫かもしれませんが、このサイズで羽化してオスになることはないでしょう。短い肢が特徴的で、ダンゴムシと異なります。プラケースの側面も自在に登ります。

2

 おしり。頭を撮りたかったのですが、何しろすばしっこくて思うようにゆきません。こんなに敏捷に動き回るむしだったっけ、と驚かされました。

3

 腹面図が撮れました。ダンゴムシとまったく異なりますね。っていうかゴキブリ的ですね。安心しました。

4

 抜け殻発見。うちに届くまでの間に脱皮した個体がいるようです。

5

 いました。脱皮して間もない個体。このままアルビノになればいいのに。脱皮直後はもっと白いと思われます。

6

 脱皮したての子は他の子と比べるとひじょうに目立ちます。

7

 貴重なオスです。1頭だけオスがいました。体が小さく扁平で、翅を有した姿はゴキブリそのもの。

8

 貴重だというので、何枚か撮っておきましょう。

9

 オスは、捕まえようとすると短い距離でしたが飛びました。飛べるんだ! まぁ翅がありますから。このオスを頼みに飼育下での繁殖につなげたいものです。採集個体とのことなので、持ち腹のメスがいる可能性もありますが。本種は胎生です。

0

 腐葉土を敷いたケージに放ちました。やっぱダンゴムシの飼育にしか見えませんね。

1

 飼育レイアウトは、等脚類と同じです。腐葉土を敷いた上に樹皮を重ね、高湿度の部分と乾燥した個所をケージ内に設けます。エサも同じで、まずは熱帯魚フードを。等脚類であればこれにカルシウムのあるものを加えるところですが、本種には代わりに昆虫ゼリーを与えます。この辺りはゴキブリ飼育に合わせます。
 最近になってゴキブリが腐葉土をむしゃむしゃ食うことが判ったので(種類によって事情は変わります)本種の飼育にも腐葉土を用いることにしました。腐葉土がエサになるかどうかは解りませんが、飼育環境として望ましいような気がします。
 夜行性が強いようで、素早い動きで物陰に潜り込んでしまいました。プラケの側面をせっせと登りだす虫たちよりも扱いが楽ですね。とは言えメンテのためにフタを開ける際には要注意です。フタの裏にくっついていないとも限りません。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2019 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg






recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM