ウスバカゲロウ3
2019/06/25
久々にウスバカゲロウがうちに飛んできました。たぶん5年ぶりです。幼虫は有名なアリジゴクですが、彼らはどの辺りに生息しているのでしょう。カワゲラの仲間でもそうですが、弱々しい薄い翅でかなりの長距離を飛ぶようですから、この子も長旅をしてきたのかもしれませんね。成虫の命は長くはありませんが。 夜に玄関を開けたすきに飛び込んできました。天井付近に静止しているところです。4翅を4方に広げているポーズがなんとなく古風で、むかしの昆虫というイメージを抱かせます。 光の加減かもしれませんが、かなり青みを帯びて見えました。以前に飛んできた子はもっと黄色かったと思うのですが。ウスバカゲロウにも個体変異があるのか、それとも近縁の別種でしょうか。 各翅の先端付近の上部に白い紋がありますが、トンボの仲間も同じような位置に同じような紋がありますよね。これは両者が系統的に近い仲間であることを示しているのでしょうか。 頭胸部のズームアップ。目や触覚はむしろチョウのようです。口器がまったくちがいますが。有翅亜目の仲間としては比較的原始的な虫なので、多くの昆虫のプロトタイプ的存在と言えるかも知れませんね。