アオジタトカゲ 里親
2019/07/02
うちで繁殖したアオジタ君たちの里親さんからの報告です。うちでは2017?2018年にかけて繁殖を堪能させていただいたので、繁殖に用いたペアも里親に出したんですね。うちでこれ以上増えても飼育スペースもなくなってまいりましたし。それに飼育環境が変わった場合に繁殖状況にも変化が現れるのかにも興味がありましたし。
里親さん家で誕生した初めてのベビ太です。孵化間もない頃のものですが、お写真をいただいたのは少し前なので、今頃はもう少し成長しているはずです。
筆者のところでは、冬場は20℃そこそこの飼育温度で管理しておりましたが、その間は食欲も衰えマットに潜り込んだままということが多かったです。繁殖を手がける人たちが一冬まるまるクーリングに充てるとか、季節の変化に委ねてしまうなんてことはありませんから、アオジタ君が体感する冬の時期および期間のずれが子産にどう影響するか興味があったのですが、結果的には影響はなかったようです。アオジタ君の体内時計の方が飼育環境の変化よりも確かだったってことですね。
子産と共にメスが輩出したもの。これもいただいたお写真です。里親さんのお話しでは無精卵ではないかとのことでした。初めて見ました。受精率が低下しているのでしょうか、あるいは筆者がこれまで見落としていただけかもしれません。
そろそろ子産の第2派が始まる頃だと思います。
当ブログで紹介した尾切れ君を興味深いとおっしゃってくださった方がいて、それならとこの子ももらっていただくことになりました。写真はその里親さんが送ってくださったものです。この方もアオジタ君の飼育には熟達した方なので幸せに暮らすことでしょう。
筆者のところではまだ気温が高くないせいで食欲が冬場と変わらない状態で、痩せて背中がへこんでいました。新し飼育者のところで充分に栄養をつけてもらって健やかに育ってください。
ということで、現在手元にいるアオジタ君はうちで生まれた子1頭になってしまいました。この子は終生うちで飼う予定です、不幸ですね。
キタアオジタ、サバクトゲオアガマ、ロイヤルバタフライアガマをケージで同居させており、同一ケージで環境の変化をどう実現するか、追求しています。
このブログを拝見し、自分とは違う着眼点に感服し更新を心待ちにしていますので、引き続きブログ更新を、ご無理をなさらない範囲でお願いします。
さて、手元の生まれたキタアオジタ君は、何か不安な所があるのでしょうか。頑健とされるキタアオジタトカゲについて、何か懸念事項あれば知りたく思い、コメントさせていただきました。