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オトシブミ

2019/07/07


 今年の5月のことです。今ごろになって記事にします。遅っ。筆者の家から遠からぬところで、オトシブミがせっせと揺籃(ようらん)を作っているところに出くわしました。実際に作業しているところが観れたわけではありませんが、作りたての揺籃がたくさん葉先にくっついていて、メスがまだ辺りをうろうろしていました。

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 オトシブミの名は、葉を巻いたものを落として行く習性を、江戸時代の落とし文の文化になぞらえて付けられたのだそうですが、これらの揺籃は落とされずにそのまま葉先に残っています。

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 むかし、山でたくさんの揺籃を拾って持ち帰ったことがありますが、あの時は山道に落ちていました。これらの揺籃も自然に落ちるに任せているのでしょうか。ちなみに持ち帰った揺籃からは羽化を観察することができませんでした。

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 これはおそらくアカガシの木ですね。まだ新緑の頃、オトシブミのメスたちはこの木の葉を切って丸めていました。

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 ひじょうに大きな大木ですが、なぜか観察しやすい目の高さ辺りにたくさん揺籃を作っています。ありがとう。

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 メスです。葉を物色中でしょうか。

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 メスは何匹か見つけることができましたが、オスは見当たりませんでした。

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 1頭のメスといくつかの揺籃それにアカガシの葉を少し持ち帰ることにしました。

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 ケージに保湿用の昆虫マットを敷き、アカガシの葉は鮮度を保つために加水したティッシュで被いラップで包みます。

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 数日すると揺籃は色が悪くなって来ました。中にいる幼虫の餌として葉の鮮度は無用のようです。

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 さらに数日、葉は彼は色になっても葉先にくっついています。

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 自然に脱落した揺籃とメス。メスはケージ内では揺籃作りを見せてくれませんでした。

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 で、現在ですが、このメスは元の場所に逃がしてやり、ケージ内の揺籃はいまだに羽化を迎えずすっかり黒ずんでしまいました。今回も羽化を観ることはできなさそうです。敗因は何なのでしょう。湿度が足りないと幼虫の成育に時間がかかると聞いたことがありますが、湿度不足ということはなさそうです。
 揺籃を適当に転がしておけばオトシブミの新成虫が得られるという思惑は思いのほか上手くゆかないようです。

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