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ホタルガ

2019/07/11


 ホタルに似た容姿を持つ蛾として知られる本種ですが、最近あまり見かけなくなりました。筆者もこのブログを開設してからは初めてだと思います。うちのご近所にいたということがちょっとした驚きであり喜びでした。

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 前翅の先端を重ねているのは初めて見ました。ホタルガって多くの蛾と翅を三角形にしているんじゃなかったっけ。この方がいっそうホタル的ではありますけど。

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 頭部の赤に加えて前胸前縁の青がおしゃれです。触角がひじょうに立派ですね。

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 本種はホタルに感じが似ているというだけで、ホタルに擬態しているわけではないのでしょう。で、ちょっと調べてみたのですが、ホタルが悪臭を放つことから、それに擬態する虫は存在すると言うんですね。そうなのでしょうか。実際にホタルに触れてみて臭いと感じることはありませんが。

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 ミュラー型擬態の好例であるという見解もあるようですが、これもイマイチ納得できません。
 有毒種はわざと目立つ警戒色を持つことで毒があることを天敵に知らしめるものの、警戒色=有毒というのは、天敵がそれを食べて毒に当たって初めて学習するわけで、有毒種の目立つ色は、言わば相手に学習させるための犠牲を伴うわけです。この犠牲を少しでも減らすための工夫として、他の有毒種に擬態しようというのがミュラー型擬態らしいのですが、ホタルガがホタルに擬態したところで身を守る効果はほとんど得られないようなきがします。
 そもそも有毒種が天敵に対して学習を促すという習性自体があまりにも非効率です。それに有毒種を捕食して毒があることを学習した個体は命を落とすわけで、その個体にとって学習は意味を成しません。警戒色がなんたるかは、天敵が先天的に知っておくべきものであって後天的に学ぶような性質であるというのはおかしな話しです。
 有毒種が持つ派手な警戒色は、遠い祖先の間では危険を学習する手立てとして有効だったのかもしれませんが、現在もそうであるとする考え方は、あまり説得力がない気がします。

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