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ツバキ

2014/03/18


 筆者が職場で懇意にしていただいている花好きの女性から、ツバキの小枝をいただきました。大輪の花がとても見事で、挿し木にして庭に植えるといいといってくださったものです。ツバキというと濃いピンクの花に黄色い雄しべが目立つ照葉植物ですが、ピンク以外には白とかは見たことがありますが、いただいた花は白とピンクが縞模様を成すひじょうにゴージャスなものでした。



 しかも、普通に見られるものよりも花がいささか大きいです。見事です、鮮やかです。しょうじきツバキには興味がありませんでしたが、こんな花をたくさん付けるならぜひ庭に植えたいものです。いただいた小枝は切り口を斜めにカットし、水に浸けておくことにしました。これは会社の先輩に教わった、切り花を長持ちさせる方法あるいは挿し木を上手く根づかせる方法です。まだまだ猛烈に寒いので、暖かくなるまでは部屋の中で水に浸けておくことにし、気温が上がってきたら地植えにしてみましょう。
 じつは、いただいてからもう10日ほどになりますが、水に浸けている状態で、葉も花もツボミもすべて脱落してしまいました。筆者が家でパソコンを操作していると、さわりもしないのに音を立てて葉が落ちたのには唖然としました。ツバキは花が花序のままボテッと落下します。そのさまが頭を切り落とすようで、むかしは武家では嫌われたと言われています。それは知っていましたが、葉まで枯れもしないのに脱落して行くとは。
 もうダメかな、と思っていましたが、枝の先の新芽が膨らみ始めています。



 ところで、ツバキにそっくりの植物で、サザンカというのがあります。これも有名ですが、ツバキとサザンカってちがいが判ります? 両方ともツバキ科の仲間で、見た目もそっくりです。花の色や形状も似ています。サザンカもツバキの仲間なわけで、そのちがいについて考えるのもヤボってものかもしれませんが、筆者の頭の中では、サザンカは冬の花、ツバキは春先の花というイメージがありました。それがどこまで正しいかは知りませんけど。



 ちょうどうまい具合に公共の施設でサザンカを見つけたのでスマホで撮ってまいりました。たくさんの花をつけていますが、その多くはすでに散り始めていました。花のピークもそろそろ終わりってところでしょうか。



 上の写真はまだ元気の良いサザンカです。サザンカはツバキよりも全開に近い咲き方をします。黄色い雄しべは、ツバキでは半分くっついた感じになっていますが、サザンカのそれは独立的です。他にもちがいとして葉柄や子房に毛がないのがツバキで、あるのがサザンカといった差異があります。それよりも何よりも、ツバキが花が形のままボテッと落下するのに対し、サザンカの花びらはバラバラに散るのが判りやすいちがいですね。



 上の写真のように、サザンカは花がバラバラになって散るので、木の下に花びらの絨毯ができます。これは多くの顕花植物で一般的な散り方で、花の形のまま脱落するツバキが特殊です。もっとも、そうならないように品種改良されたものもあるらしいですよ。ツバキなのに花吹雪になるという。それってまぎらわしいんですけど。物知り顔のおっさんが、花吹雪になるツバキを、これはサザンカじゃ、なんて申しても致し方ないところですね。
 どうでも良いですが、いただいた小枝がきちんと根づいて、うちの庭で花を咲かせてくれることに期待したいです。現在は、ただのちっこい棒ですけど。

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