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オカモトトゲエダシャク

2014/03/18


 今年の冬は厳しかったですね。筆者の住んでいるところでも例年より雪が多かったです。3月になってもダウンジャケットが手放せず、早朝は霜で庭や道路がパリパリでした。そんな寒空に1匹の蛾が飛んでいました。地面近くを這うように飛び、衰弱しているようにも見えましたが、捕まえてみるとそうでもありませんでした。
 寒いのに元気やのう。しかしそれよりも筆者の目を引いたのは、前翅を横に伸ばし後翅を後ろに伸ばして全体的にT字型をとる独特の止まり方でした。



 そのユニークな形状に、最初は蛾なのかどうかも疑わしい状況でした。羽ばたくさまは蛾に見えるのですが、静止した時の羽の形状が変で、スカシバのように羽が透けているのか、それともアブの仲間か、そんなふうにも思いました。蛾といったら普通はセミのように羽を三角に閉じて止まるものでしょう。大型のヤママユガの仲間では、羽をいっぱいに開いて止まったりしますが。



 ネットで検索してみました。T字型の羽のたたみ方以外、触角や頭部、胴部、6肢などあらゆる特徴が蛾であることを示しているので、蛾というキーワードで画像検索してみたところ、ありましたよ、これが。様々の蛾を見てきたつもりですが、これは知りませんでした。
 オカモトトゲエダシャク。シャクガの仲間です。シャクガ科の昆虫は、幼虫がシャクトリ虫であることで成虫よりも有名ですよね。



 本種のことをブログに記述しておられる方もけっこういました。中にはスプリングエフェメラルと称している方も。蛹で越冬して早春に羽化する蛾ということで、そう呼んでいるとか。スプリングエフェメラルとは、春のはかないもの転じて春の妖精という意味で、早春の短い時期に鼻を咲かせる植物がしばしがこう呼ばれるのですが、蛾にもこのロマンチックな称号が与えられているのは、なんだか嬉しいですね。
 それにしても寒いです。さりとて3月、春はもうすぐそこです。自然大好きな方は、春の儚い妖精探しに野道を歩いてみるのはいかがでしょう。

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