1_萌萌虫雑記帳.png

クマゼミ3

2019/08/13


 筆者が子供の頃にはクマゼミは今ほど多くはありませんでした。林の主役はアブラゼミで、子供の頃の記憶では身近な場所ではよく遊びに行く神社にだけクマゼミがいました。それがどんどん勢力を拡げ、現在は多くの地でアブラゼミとの共存が実現しています。これはアブラゼミの生息地がクマゼミの侵略を受けたとも考えられますが、両者はひじょうにうまく共存しているように見えます。
 クマゼミの勢力拡大は虫にあまり興味のない人たちにもよく知られており、むかしはアブラゼミばかりだったのに温暖化が進んでクマゼミが増え、アブラゼミは減ってしまった、そんなことを言う人もいます。

1

 筆者は、ふむふむとその俗説を聞き、あえて反論もしませんが、ところにより、あるいは年度により増減があるもののアブラゼミはいまでも健在です。
 クマゼミとアブラゼミが共存している林では、ニイニイゼミの仲介による協議の結果、午前中はクマゼミが啼き、アブラゼミは午後から頑張るという時間帯による棲み分けが決議され、それがきちんと順守されています。当ブログにもすでに記述したと思います。
 むかし、クマゼミの生息域がまだ限定的だった頃は、アブラゼミの林では朝から日暮れまで、時には夜でさえアブラゼミが啼いていたものですが、現在、筆者の生活圏では両者の時間帯による棲み分けはきちんと守られています。ここ数十年の間にセミたちの生態がこのように変更されたというのは、考えてみればすごいことですね。
 それがつい先日、夕刻にクマゼミが啼いているのを耳にしたのです。おきて破りだぁ、アウトローだぁ、狼藉者だぁ。このクマゼミはアブラゼミがいない林から飛来したのでしょうか。そんな林が近くにあるのでしょうか。それとも何かよほどの事情があったのか。
 筆者がこの例外を耳にしたのはセミたちの棲み分けを知ってからは初めてのことです。他にも例外を見聞きしたとか、ルールが守られていない林があるのを知っているという方があれば、ぜひ教えてください。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg




つTw.jpg
★ 2019年5月からツイッター始めました。





recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM