モンクロシャチホコ3
2019/08/21
少し前(1週間から10日ほど前かなぁ)に本種がちょくちょくツィッターに上がっていました。そういうブーム的な現象ってよくあるじぁないですが、夏場はとにかくツィッターが時ならぬセミしぐれになりますし。それはもううるさいくらいのセミの羅列。ツィッターは電脳空間における生態系の鏡みたいなところがありますね。
そうしたなか、偶然かじっさいに多産しているのか、本種の記述がしばしば目につき、そんなにちょくちょく見かける虫か? なんて疑問を抱いていたわけですが、どうでしょう、今年はたくさん発生しているのでしょうか。
死んだふりです。現場があまりにも汚い場所だったのでちょっと移動願おうとして指でつまみますと、あっさり擬死しました。
げっ、なにか出しやがった。これも身を守る手段のひとつなのでしょうか。天敵が嫌うような臭気はあまり感じませんでしたが。蛾のメスは刺激すると産卵し始めるものがいるので、それかなと思ったのですが、ウンオコでした。
腹面図、上半身。擬死しているうちに撮っておきましょう。複眼が漆黒です。
この虫の容姿は、鳥的ですよね。模様もそうだし。鳥に擬態してるってことはないと思うのですが。
冬物の被服を思わせるフカフカした表面。みなさんモフモフとか表現していますよね。
前胸部。暑苦しいです。
うちの近くでは、多くの虫の発生がツィッターの報せよりもじゃっかん遅めです。
ツィッターほかSNSで動植物の記述をアップされる皆さん、おおまかな場所と時期は明記してくださいね。筆者にとって電脳空間は重要な自然観察の現場なので。ちなみにここは筆者の家の近くです。能勢山系の南側です。