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オオヒョウタンゴミムシ

2019/10/06


 ヒョウタンゴミムシの仲間でもとりわけ大きく40mmを有に越えます。見た目は大型のクワガタムシのメスといった風情です。大顎はクワガタメスのそれよりも立派です。未開拓の浜辺の減少と共に減ったとも言われていますが、筆者にとっては(おそらく多くの愛好家にとっても)図鑑でしか見たことがない幻の虫です。それが、先日の展示即売会で出品されていたのです! これは見逃すわけにはゆかないでしょう。

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 大きな体躯にも関わらず、じっとしていません。そのあたりがオサムシやゴミムシと同じなのですが、動きがかなり異質ですよ。

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 と言いますのも、前胸と頭部がひじょうに大きく体長の半分近くに達するうえ、中胸前部が著しくくびれよく回転するんですね。このくびれの部分で牽引車のように前後が連結されているといった感じです。このことがヒョウタンゴミムシの名のいわれにもなっていると思われますが、ほんとおもしろい構造です。

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 この回転性能(あるいは回頭性)のおかげでこの仲間は高い捕食能力を発揮できるのでしょう。

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 まったく見ていて飽きない虫です。

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 商品状態では浅く砂を入れ、そこに収容されていましたが、このままの状態で飼うのはちょっと可哀そうな気がします。ワラジムシやダンゴムシを投入してみなしたが、落ち着きなく歩き回り捕食への関心を示しません。

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 ダンゴムシを捕らえましたよ。でも、そんなことより身を隠したいらしくすぐに手放してしまいました。

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 昆虫マットを厚く敷き、飼育環境を整えてやりました。するとたちどころにマットの中に潜ってしまいました。こういう行動はオサムシやゴミムシには見られませんね。体の回転性能は土を掘るのにも大きく貢献しているようです。
 この行動から、本種が夜行性であることも判ります。捕食活動は主に夜間に行なわれるのでしょう。
 浜辺の生き物ということで、プリンカップには砂が入ってましたが、うちでは昆虫マットを使わせても対ます。これで問題ないと思います。

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 飼育動物本人が地中に潜ってしまった後のプリンカップ。ワラジムシの飼育セットではありません。白くて丸いものは、ボトルキャップに加水したティッシュを詰めたものです。飲み水です。
 翌朝、ワラジムシの数は激減し、ボトルキャップはひっくり返って埋まり、なかなかの荒廃ぶりになっていました。これでは手狭なようで、大きな容器に移しました。昆虫ゼリーもエサとして有効だと思うので入れています。

 虫博士のさっちゃんさんは同じ催しで複数頭を入手し、繁殖にチャレンジされるそうです。さすがですね。うちは1頭しか入手しませんでしたから、持ち腹のメスでもない限り繁殖の可能性はありません。せいぜい長生きしていただこうかと願っております。

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