イエローパンダダンゴムシ
2019/10/14
たぶん今年になって日本に入ってきた等脚類です。筆者はこれをワラジムシだと思っていました。ネット上で本種の存在を知った時には、イエローパンダというのが飼育者がつけた呼称かとも思っていたのですが、記載されていた学名で検索してむると、英語のサイトがヒットしそこにも YELLOW PANDA とありました。
1ケ月以上前にネットオークションで入手した個体が、生後間もない微細幼虫だったのですが、その後そこそこのサイズに育ったものを入手することができました。ワラジムシに見えません?
けっこう素早く歩き回りますし、ダンゴムシらしさがありません。
黒地に鮮明な黄紋という特徴は、他に例がないですね。いろんな虫が次々と輸入されるものです。
頭部でワラジムシとダンゴムシのちがいってあります?
これまで、ワラジムシとダンゴムシの区別で悩むなんてことはありませんでしたが、本種はかなり事情がちがいます。実物を目の前にしてなお首をひねらざるをえません。
げっ、丸まりやがった。やっぱダンゴムシなのかなぁ。あまり丸くなることがありませんし、なってもすぐに伸びます。丸まったままというのは見たことがないです。
飼育状況を撮ったつもりなのですが、なんじゃこりゃ写真になってしまいました。
尾端に注目してください。オカダンゴムシ科であれば尾端は逆三角形です。コシビロダンゴムシ科の場合は先端が平らになり中ほどがくびれた形状になります。しかしこれはいずれとも異なり、中ほどがくびれ先端がとがっています。これはワラジムシのそれとも異なります。
あなたはいったい誰?