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ムジガレイ

2020/01/23


 いわゆるカレイの仲間です。カレイ目カレイ科には、カレイ、アカガレイ、ムジガレイ、オヒョウ、カワガレイ、トウガレイ、ツノガレイ(パラリトクデス)といった亜科が存在しますが、いずれも似たり寄ったりの形状です。
 幼魚は目が左右にありますが、成長するに連れて右側に移動し、やがて著しく縦扁した体になり、左側は白く右側が黒っぽくなります。両目が右側につき、白い左側を下にして底砂の上に横たわると、見事な保護色になります。

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 水族館では、魚が見えやすいように白い砂を使っているようですね。コチのように横扁して砂底に潜むのではなく、縦扁した体を横たえて底砂に潜みます。

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 ありふれた魚なので、あまり観覧客の気を引きませんが、これが希少種であれば珍魚として人気を博したことでしょうね。

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 泳いでいます。底砂に隠れることに特化した魚なので、基本的には砂上に横たわっているか、浅く潜って目だけ出しているのですが、水族館では活発に泳ぎ回っていました。

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 泳いでますねぇ。あまり見せない左側がよく見えます。

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 こんなに泳ぎ回っていたのでは、保護色も台無しです。それに右側に偏った目では泳ぎづらいのではないでしょうか。なんて心配は無用のようで、すいすいとよく泳ぎます。本人は左右を上下と思っているようで、なんとなく変な泳ぎ方です。

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 左側が白いのは、必ずそこを下にするので、保護色になる必要がないからですが、かといって白くする必要もないと思います。でも、砂から急に白い魚が出現したら敵が驚いて逃げる効果があるのかも知れませんね。
 ちなみに、カレイ目ヒラメ科の魚は、カレイ類とは逆に左側に目が寄ります。ご存知だと思いますが、念のため。ダルマガレイ科の仲間は、カレイというもののヒラメと同じく左側に目が寄ります。これもヒラメの仲間とされています。ダルマヒラメじゃあかんのか。

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