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リュウグウノツカイ

2020/01/24


 太平洋、大西洋、インド洋など世界中の海に生息する深海魚です。海洋生物の多くは大陸棚といわれる浅瀬を生活圏にしていますが、本種はそうした生き物の少ない外洋の、しかもひじょうに深いところ水深にして200〜1000mあたりを単独で暮らしているとされています。
 従がって、人間が遭遇する機会はひじょうに少ないのですが、まれに海岸に打ち上げられることがあり話題になります。
 アカマンボウ目リュウグウノツカイ科に置かれ、ひじょうに小さなグループを構成する、おそらく古いタイプの硬骨魚類です。全長は3〜4mていど、中には10mを越えるものもいて、その長さは現生の硬骨魚類では最長です。

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 有名ですがひじょうに特殊な魚で、水族館等でも生きた姿を見ることはありません。写真は、越前松島水族館に展示されている標本です。矢印のところに小さな個体がいます。

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 縦扁の形状は魚としては一般的ですが、頭部が最も体高がありその後徐々に細くなりながらひじょうに長い体をしています。
 背ビレの最先端のほとんど頭頂の位置からひじょうに長いひも状の器官が伸び、腹ビレのところにも同様のものがあります。写真の標本では消失しています。

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 背ビレは頭部から尾端まで続き、尾ヒレはほとんど目立ちません。

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 小型の個体が見つかることは珍しいようですね。下に水族館の解説を記載しましたが、この子の体長は1mそこそこ、夏場に採集されています。

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 海洋にいるリュウグウノツカイに遭遇した場合、全身を立てて静止していることが多いとか。奇妙ですね。ひじょうに水圧の高い深海にいるものが、時に浅い場所に浮上してくるのは、繁殖のためでしょうか。稚魚たちの発育のために、プランクトンの豊富な水面近くへ浮上してくるのでしょうか。
 そうだとしたら、孵化した稚魚たちはエサには恵まれるもののクジラなどに飲まれてしまうことも多く、生き残るのは大変でしょう。大きく育った個体は深海に至り、身の安全を確保できるようになるのでしょうか。
 偶然漁獲されたり海岸に打ち上げられたりする個体に小さなものが少ないのは、繁殖に参加しないので深海に留まっているからでしょうか。
 深海魚は不思議な別世界の生き物です。

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