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スギナ

2014/04/10


 先日の山歩きの収穫です。ツクシです。ツクシというと山菜のイメージがありますが、平野でもしばしば見かけます。早春の風物詩的な存在ではありますが、農家では畑の雑草として嫌われることもあります。



 地下茎で広がるシダ植物で、難防除雑草とも言われています。防ぐのも除くのも容易ではない雑草というわけです。平地ではそんなに見かけないですが、棲息地ではかなりの規模に勢力を拡大しますから、農家の方だけでなく、園芸にとっても宿敵かもしれません。



 ツクシは、ご存じ繁殖のための胞子塔です。ここからパウダー状の胞子を飛散させて棲息域の拡大を計ります。ただし、株自体は地下茎で増えるので、胞子と地下茎の2段構成で増殖するってわけですね。
 山菜として利用するのはツクシで、これは春だけにみられます。



 ツクシは役目を終えると枯れますが、それとは別に栄養茎と呼ばれる緑の茎が、ツクシの成長の跡に地中から芽吹いてきます。色も形もまったく異なる両者が1つの地下茎でつながった同じ植物だと気づいた人は偉いですね。
 あるいは、食べようと思って掘り起こしてみたら、両者が同じ地下茎から生じていたので、同一のものだとバレたのかもです。



 この緑の栄養茎を一般にスギナと呼びますが、繁殖の役目を果たして短命を終えるツクシとちがって、こちらが本体という意味では、これをスギナと呼んで問題はないでしょう。スギナはこの植物の和名でもあります。
 筆者は子供の頃に、ツクシはスギナの子であると教わりました、学校で。なんのこっちゃと思ったのですが、ツクシと呼ばれる目が出て、やがてそこから本葉が生え、スギナに成長するのだろうと憶測しました。
 学校はその誤りを正してはくれませんで、真相を知ったのはテレビの自然番組でした。でもその番組では、ツクシの群生とは少し離れたところにスギナが芽吹くと言っていましたが、筆者の目の前では、ツクシとスギナの芽が渾然と生えているライヴな景観が広がっていました。



 7日の山歩きでは、まだ芽吹いたばかりのスギナを目撃しましたが、9日に大阪市内の公園ですっかり葉が伸びたスギナを見つけました。大阪の方が、筆者の家の近くの山々よりも、春の到来が少しばかり早いようですね。

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