マモンツキテンジクザメ
2020/02/28
テンジクザメ科に属する軟骨魚類です。体長は1m以下で、オーストラリア、ニューギニアの浅瀬に棲み、夜行性で甲殻類や小魚を食べています。胸ビレと腹ビレが櫂状になり、浅瀬や海底を歩くことができます。干上がってしまいそうな浅瀬の無酸素状態でも1時間ほど生きながらえることができると言われています。
サンゴ礁の塊に細長い体を巻きつけるようにして休んでいるところです。
水槽のヘリで休んでいるところ。夜行性なので日中は水底でじっとしています。
櫂状になった胸ビレ。そのすぐ後ろに大きな黒い紋があります。
上から見ると胸ビレと腹ビレはかなり大きいですが、これで自分の体高よりも浅いところを歩いて進むことができます。
サメというと獰猛な魚のイメージがありますが、本種は危険な大型魚がいる深い海を避け、浅瀬で小さな生き物をあさる生活に移行したようです。
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