ザトウムシの一種
2020/06/09
ヒトハリザトウムシということで譲っていただいたのですが、どうもちがうようです。ヒトハリの特徴である背中の突起が見当たりません。あれこれ調べてみましたが、けっきょく種の同定には至りませんでした。入手して1ヶ月近くになりますが、たいへん元気にしています。
ザトウムシの仲間を飼うのは2度目ですが、その生態はいまだによく判りません。野生では能勢の山でひじょうに肢の細い種をよく見かけましたが、本種のように太くてゴツゴツした肢のある大型種には、筆者は自然では出会ったことがありません。
前から2番目の歩脚が異様に長いですね。この肢は歩行のためよりも触角の用を成しているのではないでしょうか。かえって不自由じゃないのか、ってくらい長いですが、ウデムシもこんな感じですよね。脱皮は苦労しそうです。
エサはレッドローチの頭をつぶして与えます。ケージの一部にミズゴケを配して、充分に加水しておけばそれを飲んでいるでしょう。
高湿度を好むのか、ミズゴケの上にいることが多いです。
正面図。一対の単眼がぴょこんと飛び出ていますが、ザトウムシの仲間はけっして優秀なハンターには見えないですね。野生では死骸やのろまな虫でもあさっているのでしょうか。
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