アカマダラハナムグリ2
2020/07/08
本種の入手は6年ぶりです。前回の頃はアカマダラコガネと呼称されていましたが、最近はアカマダラハナムグリと呼ばれるようになったようですね。本種がハナムグリの仲間でありながら、コガネという和名なのは筆者が子供の頃からの疑問でした。
他のハナムグリと比べても本種の容姿はひじょうに個性的です。ぱっと見イチゴジャムのようにも見えるのですが、樹皮の上では効果的なカモフラージュになっているようにも思えます。
こちらは黒い斑紋が希薄で、全体的に明るい色をしています。
この子は、色合いは明るいですが、斑紋が濃厚です。尻を上げてなにやら変なポーズをしています。その意味は解りませんが、おそらくこのポーズでたまたまかたまったのでしょう。
正面図。頭部は黒く、目が輝いていますね。
腹面図。黒いです。中肢の基節の間だけが明るいオレンジで目立っています。
本種は鳥類の巣に産卵し、幼虫はそこに堆積した鳥の糞を食べて成長するとされていますが、その一方で普通のハナムグリのように昆虫マットで繁殖させられるとの情報もあり、できればその実態を見てみたいものです。
今回、ネットオークションで得た3頭は、成虫で越冬を終えた個体とのことです。うちで飼育を始めて1ヶ月になりますが、昆虫ゼリーをよく食べ元気にしています。充分に熟成された黒いマットを床材に使用しています。産卵を期待したいです。
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