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テングチョウ

2014/04/29


 頭のてっぺんに突起を持つことからそう名づけられたテングチョウですが、棲息地が限定的なようでなかなか見ることができません。日本全土で見られ、幼虫の食草がエノキというありふれた植物であるにも関わらず、棲息個体数が少ないのは、他種との競合で負け続きだからでしょうか。



 4月25日に入手。ネットオークションで落札したものです。小さなタッパーに思っていたよりたくさんの幼虫が入っていました。いるところにはいるんだなぁと感心しました。若令から終令まで様々です。食草のエノキも入れてくださっていました。



 飼育レイアウトとしては、水を入れたタッパーのフタに穴をあけ、ここにエノキの若葉を枝ごと差しておき、それを15cmのプラケースに入れただけです。



 26日に飼育環境を仕立てて、2日後には上のありさまです。1枚の葉も残っていません。送っていただいた際にもエノキの葉が入れてあったのですが、あまり食べられておらず、幼虫たちは休眠していたようです。飼育ケースに移したとたんにこの食欲。それはいいんですが、全然葉が足りなかったようで、かなりの共食いがあったようです。幼虫はずいぶん数が減ってしまいました。残念です。



 エノキくらい近くの山にいくらでも生えてますが、ものぐさな筆者は、自宅の空き地に小さな苗を植えました。これでタマムシでもオオムラサキでも育てられるぜ、ってそれは無理ですね、これっぽっちじゃ。



 幼虫は、加令が進につれて緑色のものと黒っぽいもの、その中間的なものと色あいに差がでてくるようでう。上の写真は中間的なものです。体側のストライプがおしゃれですね。初令や2令は黒っぽいです。



 28日に早々と2頭の蛹が見つかりました。早っ。小型のチョウは生育も早いです。この茶色い蛹は、プラケースの壁面にくっついていました。



 もう1つの緑色の蛹は、ケースの底に転がっていました。蛹化の際に誤って落下したのでしょうか。尾端に幼虫の脱け殻がくっついてます。本種は多くのタテハチョウ科の仲間と同様、尾端をものに固定して逆さまにぶら下がります。



 蛹の腹面と背面はこんな感じ。筆者のデジカメでは上手く接写できません。ピンぼけですみません。



 蛹はたいへん小さく、10mmていどです。
 本種は年に1回ないし2回成虫が羽化し、その時期は6〜7月ということですので、この蛹たちはそれまで蛹の形態のままなのでしょうか。予感としてはもっと早く時季外れに羽化する気がするのですが。自然界ではもっと充分に採餌してもっと発育してから5月中旬あたりから羽化が始まるのではないかと思います。越冬型の蛹でもないのに、今から1〜2ヶ月も蛹でいるなんて考えにくいと思うのですが。

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