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ハナグモ

2014/05/18


 けっこう都会化が進んだところでも緑があればよく見かける小さなクモですが、最近はあまり見かけなくなった気がします。まぁ、筆者が野原を散策することをおこたっているせいもあるのでしょうが。ごく最近は通勤の途中で、雑草に目を向けるようにしているのですが、なかなか本種に出会えないです。



 2005年の秋に兵庫県氷上町のコスモス畑に行った際に数頭を捕獲し、しばらく飼っていました。上の写真はコスモスの花にいるメスです。小さなクモです。腹部が小さいのでまだ若い個体ですね。充分に成長したメスでは大きな腹部は白っぽくなります。



 オスはメスよりもかなり小さく、茶色い地味な色をしています。腹部背面が少し緑色になりますが、この色あいはメスの反転ですね。成虫のメスでは緑の体に腹部背面が茶色になりますから。



 成熟したいないメスは全身緑で、腹部背面の茶色の部分がありません。



 これはまたひじょうに微細な個体です。オスの未成熟個体かと思っていたのですが、もしかしたら近縁種のコハナグモの幼虫かもしれません。

 同じカニグモ科のアズチグモよりもよく糸を張りました。ただ、飼育下ではなぜだか捕虫が下手くそで、コオロギやミルワームが捕食されずに糸にからまってもがいていました。同時期に飼っていたもっと小さな餌虫を供給してやろうと、シロトビムシと同居状態にさせてみましたが、それも上手くゆかず、12月末までに繁殖を見ることもなく死滅してしまいました。
 とても綺麗で可愛いクモなのに、飼育は容易ではないのでしょうか。

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