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モンガルサスマタカナブン

2014/05/17


 2004年から2005年にかけて飼っていた虫です。当時の筆者の観察記録によると、Eudicella属サスマタカナブンの仲間には近縁種がたくさんいて、ネット上でも本種の名を見つけることができなかったとありました。最近のあるショップの記述では、かつてシュルツサスマタカナブンとして流通していたものだが、モンガルサスマタカナブンと改名されたとありました。両者は同じものだったのかと思いきや、たまたまネットオークションでシュルツサスマタカナブンという名称で出品されている虫がいたのですが、これは本種とは異なる色彩をしていました。
 現在は、シュルツを飼育中です。外国産の昆虫の種の同定が混沌としていることはありがちなことで、筆者にとってはあまり重要なことではありません。ちがう種だと判ればそれで納得です。
 現在のペットトレード上の種については、昆虫でも爬虫類でも魚でも研究と情報交換がよく進み、信頼性は高いです。分子レベルの解析が成されれば、これまで異種と思われていたものが地域亜種だったとか、その逆とか、種の同定の見直しもあったりするわけで、神経質になっていたらキリがありません。



 オスの成虫です。シュルツの方は翅鞘に黄色っぽい帯状の紋が目立ちますが、本種では翅鞘の端の方にわずかに黄色い縁取りがあるだけです。



 2令幼虫です。ここから飼育を始めました。



 元気で活発な幼虫でした。マットから掘り出すとしばらく背面歩行して、適当なところで穿孔を開始します。穿孔速度もかなりのものです。



 2令および終令です。1ヶ月もすると生育状況に個体差が出てきました。



 幼虫はプラケースで複数飼育していましたが、いくつかがこうして壁面に蛹室を作り、中がわずかに伺える状況でした。蛹室の形状は縦型です。



 成虫のメスです。日本のアオカナブンよりも明るい色あいをしていました。もっとも光や明るさの加減で、色の見え方はちがってきますが。
 飼育繁殖は容易でしたが、終令幼虫以降はプリンカップで単独飼育した方が羽化の確率が上がる気がします、蛹化までたどり着いたのに死んでしまう個体もけっこういましたから。

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