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キリシマミドリシジミ2

2014/05/18


 図鑑等では成虫の発生時期は7〜8月になっている本種ですが、管理中の蛹が2日前あたりから羽化の
兆しを表し始めました。順調にゆけば今日明日にも羽化が見られそうです。



 右の蛹は胸部や羽が黒ずんできますが、左では全体がそうなっています。左の蛹は今夜にも羽化しそうです。今夜は夜中の2時半に目覚まし時計を合わせて寝ることにしましょう。



 蛹たちをティッシュの上に背中を上にして置きます。ティッシュはわざとシワになるようにしておき、チョウが羽化する際の足掛かりになるようにしておきます。テングチョウの場合は、この状態で無事に羽化しました。基本的には逆さ吊り姿勢を維持するのですが、尾端に糸がまったく残ってなくて紙等に留めようがないものは、こうしておくと無事羽化しました。



 セッティングして間もなく、最初の羽化が始まりました。いきなりですか! 今夜の楽しみにとっておく予定が、こんな明るい時間に羽化を始めたのです。びっくりです。午前11です。これまでの経験でチョウの羽化は夜中か夜明け前と信じていたのですが。



 蛹の抜け殻を引きずったままトコトコ歩き出しました。



 収容していたプラケースから出してやると、どこまでも歩いてゆきます。らちがあかんので、脱皮を手伝ってやることにしました。



 胴部の抜け殻はすぐに外れたのですが、翅にくっついている殻がなかなかです。上の写真ではまだ右の翅に殻をくっつけたままです。



 四苦八苦してようやく羽化しました。これはメスですね。羽もきれいに伸びてなによりです。この虫は、羽化の最中でもトコトコ動き回ります。まだ翅が伸びておらず柔らかい状態でもはげしく羽ばたいて飛ぼうとします。



 このピンボケ写真では、羽が完成したように見えますが、じつはまだ完全には固まっておらず、上から見た場合、左右の翅がまだピッタリとは閉じていません。でも、ここまでくれば羽化は完了したも同然ですね。



 と言ってるうちに、もう1頭羽化を始めましたよ。だからまだ午前中ですって。尾端の殻は取れましたが翅に殻をくっつけたままプラケースの壁面をよじ登っています。また手伝ってやるか。



 この美しい翅は、オスですね。金属光沢のある青緑の翅は想像していた以上に美しいです。ふにゃふにゃの翅で走り回っています。じっとしてろって。



 パソコンのキーボードによじ登ろうとしています。輝く翅がまぶしいくらいです。日本のチョウでもこんなに強烈な色彩のものがいるんですね。



 この激しくピンボケの写真では、翅を振り乱しているって感じです。これはどうも羽化不全の飛べないチョウになってしまいそうですね。



 本種は羽化の際に翅が固まるのに多種よりもずいぶん時間がかかるような気がしました。あるいは多種はこのように動き回らないので、翅が伸びった時点で固まったように見えただけかもです。まだ後翅が伸びていません。



 後翅が伸びておらず、前翅はきれいに広がったものの、会合部が少し開いた感じです。前翅はこんなものでしょうか。このあと1時間もすると普通に飛んでいました。



 成虫の飼育セットです。足場になる小枝と、餌入れだけのシンプルレイアウトです。餌入れは小さなタッパーにスポーツドリンクを見たし、ウールマット(観賞魚のフィルターに使う綿)を浮かべておきます。ウールマットは足場です。その上にセルロイドを適当に切って花っぽく見せたものを置きます。チョウは花を視認するそうですから、これにだまされてスポーツドリンクを飲みに来ることを期待しましょう。いちおう昆虫ゼリーも入れておきました。



 矢印のところにオスの姿が見えますね。やはり少々羽化不全ぎみですが、普通に飛び回っているので生活してゆけるでしょう。



 オスの美しい羽の表を撮りたかったのですが、なかなか翅を開いてくれません。半開きでかろうじて青緑色が判るていどの写真しか撮れませんでした。殺して標本にしちまえばいくらでも撮れるわけですが、チョウの標本には興味がありません。それよりも飼育の方に力を入れたいところです。

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