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クロカナブン

2014/05/22


 アカマダラコガネとともに子供の頃から憧れのハナムグリでした。真っ黒のハナムグリだぜ、渋いぜ。渋すぎるぜ。同じ真っ黒でもクロコガネはよく見かける虫ですけど。
 2003年に飼っていた能勢山系採集のものです。能勢山系というと筆者の住まいも含まれますが、採集者は筆者ではありません。



 黒いです。黒い以外は形態的にカナブンと相違が見当たりません。カナブンを黒く着色した騙しじゃありませんよ。アオカナブンでもこれほど似てないし。アオカナブンは、カナブンの緑色個体と見分けがつかないとも言われますが、カナブンと並べてみるといくらか細長いのが解ります。



 この虫は、ほんとうに居そうでいない虫です。棲息地を見つけられれば、まとまった数が採集できるものと思われますが。そのうち幻のクロカナブンを探そうツアーでもやりたいものです。



 たいへん判りづらい写真で申し訳ないのですが、ピンク矢印のところにいるメスと、水色矢印のところのオスが交尾していたところへ、緑矢印のオスが割り込んで乱闘騒ぎになったという図です。よく食べよく励むところもカナブンと同じです。あと、危険を感じるとブンブン羽ばたくのも同じ。でもカナブンの亜種や黒色変異というわけではなく、歴とした別種です。



 産卵を確認しました。飼育を開始して1週間もすると卵が見られるようになりました。



 初令幼虫です。可愛いですね。



 なかなかの多産でした。2頭のメスから50頭ばかりの幼虫ようちゅうが得られ、10月頃には終令まで育ちました。幼虫は他の甲虫のそれより柔らかいと感じました。そう言えばカナブンの幼虫はどうなんでしょう。そのうちカナブンの幼虫をとって揉んでみなければ。



 蛹フェチの皆様ごめんなさい。なぜか蛹の写真がパソコンに残ってなくて。成虫がわいている画像でご容赦ください。こうして見るとゴキブリみたい、なんて言ってはいけませんよ。
 クロカナブンの飼育繁殖は難しくありません。採集さえできれば繁殖への希望は大いにふくらみます。自然界ではなぜ数が少ないのでしょう。筆者の経験ではアオカナブンとの遭遇率もあまり高くはありませんでしたが、クロカナブンはほんとに見かけないです。それは黒くて見つけにくいといった問題ではないでしょう。クワガタムシのエキスパートならご存じのように、黒い虫だからといって昆虫マニアが見過ごすようなことはございませんのです。

コメント
初めまして。

クロカナブンの飼育方法を調べて辿り着きました。
仰るとおりですね。
野外で見る事が少なくなったように思えます。

温暖化のせいかな・・・?
以前よりも高度が高い場所で採取しました。

今回、初めてブリードに挑戦しようと思いますが、マットはどのような物をお使いですか?

その他、飼育に関するアドバイスなどいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。
  • そら
  • 2014/07/10 10:18 PM
クロカナブンいいですね。
久々に生で見てみたいものです。
産卵させ、幼虫を採るのは難しくないです。
市販のカブトムシ用マットが産卵および幼虫の飼育に理想的です。
終令までは、まとめて飼育すれば良いですが、終令になってから、とくに蛹化が近づいてからはプリンカップで1頭ずつ個別に管理した方が羽化率が高くなると思います。
これはハナムグリのいずれの種にも言えることだと思います。

幼虫がたくさん取れたら少し分けてくださいね。
  • 筆者
  • 2014/07/10 11:50 PM
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