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モンクロギンシャチホコ

2014/06/03


 シャチホコガ科の昆虫の名称は、おそらく幼虫の独特の形態に由来すると思われます。鱗翅目(チョウやガの仲間)の幼虫は、草木につくイモムシ型で、イボイボの歩脚で歩行し、胸部にある6肢は痕跡ていどになっているのが普通ですが、この科の幼虫のそれはとても長くてびっくりします。とくに中後肢が長く、これで歩けそうなほど。もっともこれとて歩行の役には立っていなくて、この虫にもちゃんとイボイボ歩脚が備わっています。
 さてこの幼虫、危険を感じると尾部を持ち上げ頭を反り上げ、いわゆるエビ反りになって固まります。その威嚇効果がいかほどかは別にして、そのエビ反り具合がお城の天守閣の屋根を制しているシャチホコっぽくね? と命名者は思ったのでしょうね。



 今回見つけたのは成虫なので、ガらしいガでしかないのですが。そしてさらに付け加えれば、本種の幼虫は、シャチホコのポーズが得意な典型的なシャチホコイモムシではないようです、調べてみたところ。ただ、尾端に大腮のような突起があって、尾を振り上げるとそこが頭のように見えます。これはムカデはよく使う手ですね。尾を頭と思わせて頭を守る。ただね、イモムシの場合、尾であっても攻撃を受けて皮が破れればそれが致命傷になってしまうと思うのですが。

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