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モンシロチョウ

2014/06/04


 モンシロチョウと言えば、ナノハナの上を舞う春の風物詩ですが、ガのように灯火に集まるといううわさは聞きませんよね。ところが1匹、夜の舞踏会のまぎれ込んだ個体がいました。昼行性の生き物ではありますが、セミだって棲息地が電灯で明るすぎると夜でも啼くことがあるように、灯火の明るさに昼夜を間違える個体がたまにはいるのかもしれませんね。



 筆者が子供の頃、小学生の理科の教科書に、飼育観察すべき虫として教科書に記載されていました。成長過程で蛹を経る虫の好例として、採集しやすく飼いやすく、ライフサイクルも長くない本種は打って付けの教材というわけです。



 キャベツを食害する害虫とされ、子供たちはキャベツ畑に幼虫を探しに赴きました。筆者が捕獲した幼虫(俗称アオムシ)は、飼育中にコマユバチ(寄生性のハチ)の幼虫をゾロゾロ産んでびっくりしました。思いがけず異なる虫の観察を余儀なくされた次第です。
 アオムシはキャベツ食いだと筆者たちは信じさせられて来ましたが、アオムシを求めてキャベツ畑に浸入すると、持ち主に叱られるかもです。じつはキャベツと同じアブラナ科の植物なら彼らは食べます。つまりナノハナ(まさしくアブラナ)の咲き乱れる野原や河川の堤防などを探せば、アオムシを収穫できるというわけです。
 でも、採集した幼虫を育てるには、入手しやすいキャベツが便利ですよね。

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