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プライヤキリバ

2014/06/05


 洞窟の住人としてわりに有名なガですが、この近くに洞窟なんかないし。ではちがうガなのでしょうか。あるいは必ずしも洞窟暮らしを必要としないのでしょうか。



 発見場所は、筆者の勤務する駅のホームです。高架橋の下には、日中でも薄暗くて人も獣もあまり寄り付かない場所がいくらか存在します。あるいはホームの下には、半洞窟めいた場所が続いています。こういうところを住処にしているのかも知れませんね。
 ただ、コウモリは棲んでいません。本種はコウモリのごちそうのひとつでもあるのですが。
 洞窟暮らしでは餌がないので、水分を摂るくらいの補給しかできません。幼虫のうちにしっかり食べて成虫は備蓄した栄養で生きながらえるのかもしれません。地味だ。

 それにしてもなぜ洞窟暮らしを選んだのでしょう。草木もないような場所だから天敵がいないから? しかしコウモリの営巣地ではそれは理由にはなりません。コウモリに餌を提供するために、といったら誰もがお笑いになることでしょう。しかしそんな理由は考えられないというのは、生存競争という考え方を盲信しているからにほかなりません。
 多産な海洋生物などでは、産卵や孵化の際に一時気にひじょうに大量の卵や幼生を海にばらまき、それを当て込んだ他の生物が集まります。生存競争の理論では、食べられるのを見越して生き残るために大量に子孫をばらまくということになっていますが、時間や時期を正確に合せて一斉に産卵や孵化を行なうというのは、まき餌としか思えません。捕食者を欺くなら、もっとこっそりと時期をずらして行なうべきです。
 サンゴやカニの産卵、ある種の魚の孵化は、海の旅人たちに効果的に恵みをもたらします。それを当て込んで正確な時期と場所を選んで訪れる生物もいます。そのおかげで捕食者たちは体力を回復し、生態系を維持するための営みを継続する、そう考えるのはまったくの見当違いでしょうか。

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