1_萌萌虫雑記帳.png

アカオパイプヘビ

2014/06/07


 ボアやパイソンの仲間と共にムカシヘビ上科に属するヘビです。ボアやパイソンは進化系統的にはナミヘビ等より古いものの、現生の多くの種はひじょうに進化的な動物に到達しています。ところが本種は、原始的な形態をとどめる少数派のヘビです。パイプヘビ科(ミジカオヘビ科)という少数グループに属します。インドネシアや中国南部等けっこう広範囲に棲息しています。



 小さな頭に小さな目、小さな口器を有し、爬虫類食です。水辺や水田の近くといった高湿度の場所で地中生活をしているようです。ヘビを専門に捕食するとの情報もありますが、けっして俊敏そうでないこのヘビが、どんな魔法を使ってヘビを捕らえるのか、ちょっと不思議です。



 体の後半は、背がやや隆起しお腹が偏平なので、うすっぺらい形状をしています。なんか不思議な感じです。全体的に黄色のバンドが入る個体もいるとも聞きますが、筆者が飼っていた個体は全体的に黒かったです。



 腹面の模様はこんな感じでけっこう派手です。背面とのギャップが大きいので、敵が近づいた場合に腹を見せると、その変わり身に相手が驚くかも知れません。また、尻尾を振り上げると先端腹側に赤みのある部分があって、そのせいで尾の方が頭部に見えます。



 爬虫類食でも飼育下ではマウスに馴れ、環境への馴化も悪くなく比較的飼いやすい……のだそうですが、筆者はこのヘビの飼育にはかなり苦戦し、けっきょく長生きはさせられませんでした。
 とにかくいろいろ変わったヘビです。飼ってみるとその個性に驚かされると思います。飼育は難しくないということですが、多湿を好む生き物の飼育環境の湿度管理は思いのほか難しかったりします。熟練の飼育者にお勧めしたいです。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg






recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM