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コヤマトンボ

2014/06/13


 子供の頃、初めてオニヤンマを見たときには、そりゃもうびっくりしました。踏切の遮断機が飛んでいるのか……とは思いませんでしたが、黒と黄色のバンド模様が遮断機みたいだとは思いました。そして緑色のよく輝く目玉。素晴らしく美しい虫です。しかもでかい。



 今回、久々にそいつが飛来したかと思いましたが、それにしてはやや小さく見えます。上の写真は駅の建物の天上に止まっているところですが、翅の付け根にやや赤みが差した部分が見えますが、これがオニヤンマではないことを示しています……と筆者は勝手に思っています。



 捕まえてみた。サイズはこんな感じです。オニヤンマは大きさにかなりの個体差のある虫ではありますが、小さな個体でももう少し大きいじゃないですかね。このピンぼけ写真が翅の付け根の赤みが一番よく判るので、これを載せました。



 顔はこんな感じ。オニヤンマなら、もっと目が大きいでしょう。ってことでコオニヤンマに決定……してはいけません。じつはこのサイズのトンボには酷似する虫がいくつかあって、我々素人を惑わせます。そもそもコオニヤンマがすでにヤンマ科の虫ではなく、サナエトンボ科に属します。同科の下にウチワヤンマ亜科という下位区分があって、そこにコオニヤンマやウチワヤンマといった、遮断機っぽくヤンマの名を冠するけれどヤンマにあらずという虫がいます。



 で、結局この虫の正体は、エゾトンボ科のコヤマトンボです。コオニヤンマや本種の見分け方というのがネットを検索するといろいろ記載がありますが、翅の付け根の赤みだとか、尾部のバンド模様の形状についてあまり述べられていません。本種は、前述の通り翅の付け根に赤みが差すこと、尾部の黄色いバンド模様が、横から見ると途切れることで、他種と見分けられると思うのですが。



 あっ、羽ばたき始めましたよ。わかりました、どこへなと飛んで行ってください。しばしの手の上での撮影にご協力ありがとうございました。
 本種は山岳地の渓流でよく見られるとも言われますが、低山地や平野部でも見かけることがあります。そしておそらく多くのケースで、オニヤンマと誤認されていることでしょう。オニヤンマを見慣れていない人にとっては、本種でもそこそこ大きいですからね。




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