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クモたち

2014/06/15


 先週、"クモ"の項で、筆者の勤務地の駅に大量発生するクモの同定をあきらめたという話しをしましたが、事態はさらに悪くなって、ここで発生しているクモが数種類のブレンドものらしいということになりました。もうイヤです。お手上げです。クモの仲間はとてもよくまとまっていて、いずれもクモらしい形態をしています。なのに種類がとてつもなく多い。クモの同定はさらに種類の多い昆虫りも困難を極めます。



 少し歩き回って数匹のクモを撮ってみたのですが、みんなそれぞれプロポーションがちがいます。なんでこんなにいるんだ、同じ場所で。でもまぁ、ガの方がさらにすごかったですけどね。ほんと同じ場所に何種類のガが集まるんでしょう。クモたちは、どれほどバラエティに富んだご馳走を食せることでしょう。もちろんガ以外にも虫は飛んできますし。
 考えてみれば、複数種のクモがいることがむしろ自然なんですよね。



 なんか、地味なクモばっかですけど、ここに来るのは。巣はなかなか芸術的なんですけど。
 ここを訪れる人間は、駅員もふくめ彼らとその芸術的なお屋敷を汚いとおっしゃり、駆除に頭を悩ませています。旅客に「なんとかしろ、汚いやんけ」と言われても、正直なんともなりません。本社にまで苦情が行って、お偉いバカどもから「なんとかしろ」のお達しが来ますが、何度言われたってなんともなりません。
 ある時、100均ショップとかで売ってそうな玩具が届きました。伸ばすと全長2メートルくらいになり、先端部分が電動で振動し、これでクモの巣をからめ捕るという優れモノです。クモの巣の9割以上が3メートルを越える高さに巣を作っていますし、もっとも目立つ改札の上は5メートル以上の高い天井になっています。しかもこの玩具、各駅に配布されたのかと思いきや管区13駅で1つとのこと。みんなで交代べんたんで使いなさいですと。その後の苦情旅客にこの玩具を見せてやったところ、旅客はもう怒る気力も失せ、常套句にして名文句の「上がバカやとお前も苦労するのぅ」と苦笑なさり、その後なし崩し的世間話に突入、図らずも旅客との友好が芽生えた次第でした。かくして苦情処理に成功せんことを憶測し得たとしたならば、この玩具を送りつけたお偉いバカどもは、バカじゃなかったってことでしょうか。
 んなわけねぇし、バカはバカだし。バカとハサミは使いようってことで、この玩具で旅客と和解できた筆者の手腕をほめていただきたいものです。しかしだ、苦情旅客は当然1人ではございませんで、その後この玩具はとっととゴマすり大好きな助役さんに突っ返しました。「これで社長の残り少ない毛でも取ってろ」それは社長に対して失礼だって? 現場や旅客を舐めきっているヤツらの方が100万倍失礼でしょう。
 クモは数時間であの見事な巣を建造なさいます。設計図もなく、道具もなく、立地条件に合った形状のものをこしらえます。人間様がこれを破壊したところで、すぐに再生しちまうのです。それを知っててクモの巣駆除に精を出すほど、筆者は非常識な人間ではありませんのです。

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