1_萌萌虫雑記帳.png

ジャコウアゲハ10

2014/06/21


 大きめのタッパーの中で暮らしている幼虫たちは、すべて終齢になりました。幼虫と一緒に送っていただいた食草は必要分だけをタッパーに入れ、残りを冷蔵庫で保管しているのですが、その残りの葉もそろそろ鮮度を保てなくなりつつあります。早く蛹化しないと餌が足りなくなりますよ。



 タッパー飼育の幼虫たちの17日の様子です。終令幼虫ですが、アゲハやクロアゲハのように終令になったとたんに体色が豹変するようなことはありません。
 右の2頭が臭角を出していますが、本種の幼虫の臭角はあまり長くはありません。



 鉢植えのウマノスズクサで育てている幼虫との比較です。鉢植えの子はどうやら終令に向けて脱皮前の様子です。成長は遅いものの育っていてなによりです。



 21日。成熟した終齢幼虫です。体中に生えている突起の先端が赤くなっているのがたいへんきれいですね。



 こちらは前蛹です。アゲハ等とちがって白ではなく黒い糸で体を支えています。



 タッパーのフタの裏で前蛹になった個体。こんな体勢でも羽化するのに支障はないのでしょうか。



 前蛹を背面から見たところ。



 そして蛹も見つけました。糸で体を支えず、タッパーの底に転がっていました。前回入手した越冬蛹はベージュ色をしていましたが、今回のものは黄色です。これは越冬せずに半月ばかりで羽化するでしょう。越冬蛹とちがって刺激すると腹部をよく動かします。
 そのむかし姫路地方では、播州皿屋敷の怪談話しが旬で、あるとき後ろ手に縛られた女の形をした蛹が同地で大発生し、お菊のたたりだということで、お菊虫の異名を付けられたのだそうです。そんなふうに見えますか? むかしの人はロマンチックですね。



 お菊虫、側面図。バターを使った洋菓子のような質感があると感じるのは筆者だけでしょうか。



 腹面図。羽や肢、触角、ストロー状の顎といった器官が観察できます。



 越冬蛹との比較図。お菊虫のフィギュアの色ちがいバージョンだね。
 播州皿屋敷では、お菊さんは後ろ手に縛られて井戸に落とされたのでしょうか。ちなみに映画化もされた番町皿屋敷の方は、舞台が江戸の町になっています。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg






recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM