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ゲンジボタル

2014/06/25


 筆者の家から車で6〜7分、日中の車が多い時間帯でも10分も走れば、猪名川の清流でゲンジボタルの飛翔を観察できるところがあります。今年久々に観に行ってまいりました。
 6月8日、かなりたくさん飛んでいました。
 6月15日、半分くらいに数が減っていました。
 6月24日、もうほとんど姿が見えませんでした。



 ゲンジボタルは一夜に何度か飛翔のピークを迎えるようです。ゆっくりと明滅しながら飛ぶので、黄色というか黄緑というか、いわゆる蛍光色の光が尾を引くようで綺麗です。筆者が観に行くのは、21時前で、最初の飛翔のピークになります。



 飛んでいるホタルを撮影するのは、一般のデジカメでは無理ですね。



 こんな虫ですよ。体長は10mm以下から15mmていどと、個体差がずいぶん大きいです。とても大きなどんぐり目玉は、夜行性の動物のようです。これで光によるコミュニケーションを視認するわけです。前胸のピンク色がオシャレです。



 腹部の発光板は、オスでは2節、メスは1節になります。メスは腹端もピンクでオシャレしています。



 小さな容器にホタルたちを収容して、発光の様子を撮影してみました。



 撮影に使ったのは、他から取り寄せたホタルで、猪名川では採集を行なっていません。



 静かに休んでいるホタルたちを、急に暗い所に移してもすぐには光らないので、指でグシグシッいじくってやると光りだします。これって威嚇しているのでしょうか? 威嚇の用途にも発光は用いられるのでしょうか。



 左がメス、右がオスですが、大きさと性差は関係あるのでしょうか。概してメスの方が大きいように思えますが。



 頭部を前から写してみたのですが、なかなかピントが合いません。



 ホタルの成虫は、食べ物を摂らず、水だけを飲んで短命を終えます。長くても半月くらいの命だと思われます。飼育には加水したミズゴケでも入れておけば良いでしょう。



 よく活躍する、手のひらサイズの円筒形のケースです。飛び回る様子を見たいなら、人が立って入れるくらいのスペースが必要でしょう。



 死去すると、前胸のピンクがすぐに色を失ってしまいます。標本マニア泣かせですね。

 最近では、ホタルを生産している業者がたくさんあるようですね。そんな業者にホタルを分けてくれと言うと、イベント用に数百単位で出荷しているという答えが返ってきます。個人で繁殖を手がけている人もいるようです。ゲンジボタルの幼虫はカワニナしか食べないので、水の管理とカワニナのストックが大変です。1頭の幼虫が蛹化するまでに100匹のカワニナを食べるとも聞きます。100頭の幼虫を育てるには1万匹のカワニナが必要になるわけです。ホタルのためにカワニナを養殖しないといけませんね、いくらでも増えますけど。

 猪名川でもむかしと比べるとホタルが減ってきているようです。でも養殖ホタルは増えていますし、自然のホタルを保護しようとする人たちも日本各地で活動しています。カワニナがいる清流と、産卵や蛹化に理想的な川岸を維持するのは大変でしょうね。

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