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オオマルガタゴミムシ

2014/06/27


 ゴミムシはいわゆるオサムシの小型版の虫です。オサムシ科に属する虫で、いやになるほど多くの種類がいて、筆者もゴミムシを目撃しても、撮ったり採ったりをついためらってしまいます。種の同定ができないと後味悪いですし。そもそも種の同定に苦しめられるのが昆虫ほか小さな虫たちの世界なので、それがイヤなら虫と縁を切れって話しなんですけどね。



 本種は、ゴミムシとしてはやや大きめの部類に入ると思います。子供たちが遊んでるのか遊ばれてるのか知りませんが、よく相手をしている地虫の中では存在感がある方です。こうして観るとクワガタのメスくらいには見えません?



 長い肢と大きな大腮、彼が優秀なハンターであることが判ります。彼らの生息域にはワラジムシやダンゴムシ、小さなミミズほか、豊富な餌で満ちあふれていますから、けっけう苦労知らずで生きていると思われます。なんでこれほど俊足なのか不思議です。そんなに慌てなくても餌虫たちはのろまぞろいですし、鳥に見つかりそうなところを走行しなければならないようなシーンもあまりないでしょうに。



 体長はおおむね20mmていど。体も大きいですが、頭や大腮も大きいです。飛ぶことを忘れたオサムシ科の仲間は後翅が退化していますが、優れた走行能力はそれをカバーするためのものでしょう。平面活動に特化した虫にとっては、飛ぶより走る方が能率的というわけです。



 走ってますねぇ。飛ばないので撮るのも採るのもかなり楽です。
 筆者が高校生の頃、大阪市内の某公園で、腐肉採集を行ないました。おとりの肉は、鶏肉の少し腐らせたもの、ハム、死んだ二枚貝です。鶏肉とハムには、ミイデラゴミムシやアオゴミムシの仲間が大挙して押し寄せ、二枚貝にはマイマイカブリとエンマコガネがかかりました。高槻市の淀川の堤防では、ヒラタシデムシの大群でトラップ用の缶があふれ、ほかにセアカゴミムシもいました。
 本種やもっと小型のいちばんよく見かけるゴミムシたちは、意外にも腐肉トラップにはあまりかかっていませんでした。ゴミムシの仲間も鳥の死骸等に集まることもあるのですが、身近に餌虫たちが豊富な場合は、あえて腐肉の匂いに誘惑されることはないのかもしれませんね。

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