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ヘイケボタル

2014/06/27



 ゲンジボタルの成虫の出現時期がもうそろそろ終わるのに対して、ヘイケボタルの方はこれから7月いっぱいあるいは8月にかけて成虫が出現します。
 むかしは水田や用水路といった身近な環境にもたくさんいて、筆者も福井の田舎でよくホタルと遊んでいました。現在は、農薬のせいでホタルの餌になる巻貝ごと姿を消してしまいました。
 本種はゲンジボタルとちがって、カワニナだけでなくタニシやモノアラガイ等も食するので、そうした巻貝が生息する川辺のわんど等を見て回っても、なぜだかホタルはいません。
 ゲンジボタルとちがって、ヘイケボタルはほとんど保護の対象になっていないので、むしろ本種の絶滅を心配します。もっともホタル業者はヘイケボタルも育てているようですが。



 ヘイケボタルはひじょうに小さくて、体長が1cmていどです。水質にはゲンジボタルほど神経質ではないので、餌になる巻き貝さえいれば幼虫が生育できると思われますが、最近は平野部ではほとんど見かけませんね。



 ゲンジボタルとの比較です。サイズで圧倒的な差異がありますが、形態は大変似ています。明瞭なちあいは前胸の黒い模様です。ゲンジボタルでは小さくて十文字のうおうになりますが、本種のそれは太くて一直線です。



 水域によっては両者が同時に棲息しているところもあるようですが、筆者の知る猪名川ではゲンジボタルしか見たことがありません。水質の悪化に耐性があるヘイケボタルもゲンジボタルとの競合には勝てないのでしょうか。
 聞いた話しですが、産卵数はゲンジボタルの方が1桁ちがうほど多く、飼育下での繁殖はゲンジの方が有利みたいですね。本種の産卵数は1頭あたり数十から100ていど、ゲンジボタルはその十倍産むそうです。

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