キンヒバリ
2014/07/04
世の中には素晴らしい昆虫ハンターがたくさんいらっしゃるものです。川辺の葦原などで、なかなか大きな声で啼いている小さな小さなコオロギ、キンヒバリは見つけることができても恐ろしく跳躍力が強くてなかなか捕まえられません。群生していれば大口の捕虫網でめくらスイーピングしていればそのうち網に入ってくれるでしょうが、網から持ち帰りように入れ物に移すのも容易じゃありません。それを採ってきて繁殖させている人がいるというから唖然とします。
えーと、キンヒバリですよ。ネット上で入手しました。体長5〜6mmのマメ虫です。後肢が大変ご立派でしょ? その跳躍力は素晴らしくて、一瞬で視界から消え去り遠くへ行ってしまいます。
コオロギというと跳ねるより駆け回るイメージがありますが、本種はバッタも真っ青の跳躍力の名人です。小さな体なのにけっこう大きな声で啼き、小さな容器に入れていても、そこら中で啼いているように聞こえます。
夏以降に産卵した卵は、年内に孵化し、幼虫で越冬するので、啼く虫としては羽化の時期が早く、6月にはすでに啼いています。丈夫で飼いやすく秋頃まで啼き声を楽しめるということですが、メンテナンス時に逃がしてしまう可能性が高いですね。
跳躍力が小さく、プラケースの側面も登れないスズムシなんかが飼うには楽でいいですね。