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クスサン2

2014/07/06


 前回、幼虫を送っていただいたところから、今度は繭(まゆ)が届きました。茶色い糸でメッシュ状に編み上げた繭はとても見事です。ガの繭には様々な形状のものがありますが、メッシュになっていて中が見える繭というのも珍しいです。



 クスサンの終齢幼虫はとても大きくて、7〜8cmくらいあります。前回送っていただいた幼虫は残念ながら死着でしたが、ずっしりと重い立派な幼虫でした。
 繭はその形状からスカシダワラとも呼ばれ、中の様子が透けて見えるわけですが、上の写真では中はまだ前蛹ですね。緑色の幼虫の体が見えます。



 光の当て具合を変えると、中の前蛹がもう少しよく見えます。



 ズームアップしてみました。腹側から見た幼虫の歩脚が見えます。



 蛍光灯を背にして逆光で撮影しました。前蛹が入っていますねぇ。刺激すると元気にぴくぴく動きます。



 送っていただいた繭の中には、葉できれいに包まれているものもありました。葉をはがしてみると、中にスカシダワラがあるのですが、おもしろいことに、葉を貼りあわせるのに使っている糸は白いのです。



 こちらの繭はすでに蛹化を終え、蛹になっています。



 逆光撮影では、蛹は幼虫よりもかなり小さくなっています。下に脱皮した抜け殻も見えます。

 クスサンは年1化性で、成虫は晩夏から秋に羽化するといいますから、蛹で夏眠するわけですね。成虫は秋の虫で、卵を残して死滅し、卵で越冬します。
 自然状態であれば、繭は夏の間このままでいますが、うちではどうなるでしょう。なるべく自然状態に近い環境で管理したいと思います。そして秋には美しい大型のガを見たいです。

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