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コロギス

2014/07/06


 コロギスなんて筆者にとっては今の今まで幻の虫でした。今の昆虫愛好家の採集手腕はすごいです。筆者はクツワムシやウマオイを採集しただけで有頂天になってましたが、ディープなマニアは啼きもしない本種をほいこら捕まえてきてペアでネットオークションに出したりするわけです。今年は豊作なのでしょうか、今の時期、何件かオークションに出ていました。



 葉を巻いて巣作りすることは図鑑等で知っていましたが、餌用に投入した小松菜がこのとおり巣になってしまいました。本種が肉食動物であることは解っていましたが、もしかすると水分補給に菜っ葉をかじったりしないかなと思って入れておいたものです。



 そーっと中を暴いてみました。入ってますね。可愛いです。飼育ケースに入れた時には落ち着かずに長時間走り回っていましたが、こうして巣作りを終えるとかなり落ち着いたようで、中を覗いてもいきなり逃げ出すようなことはありませんでした。



 とてもみずみずしい緑色です。美しいです。前肢と中肢の脛節には鋭い棘が並んでいます。本種が優れたハンターであることが判ります。



 模造の葉に巣を作った個体ですが、ちと葉が小さすぎたようですね。それでも落ち着いた様子です。



 また別の模造の葉に巣作りした個体。こちらも中を覗いても動こうとしません。ケージに投入したばかりの時のバタつきようがウソのようです。



 このメスは、プリンカップのフタをケージの壁面に器用に貼り付けて巣にしています。丈夫でゆとりのあるサイズで素晴らしい巣ではありますが、ご覧のように透き通っていて隠遁効果はありません。夜間に巣作りしたので、素材が透明であることに気づかなかったのでしょうか。それとも夜行性の虫にとっては素材の色なんてどうでもよいのでしょうか。



 申し訳ないのですが、プリンカップのフタをケージの壁面から引き剥がして見ました。……動きませんねぇ。おかげでじっくりと観察ができます。



 コロギスの名称には、コオロギとキリギリスの中間的な虫という意味が、なるほど的を得たネーミングだと思いました。体型はキリギリスのような感じで、前中肢脛節の大きな棘もキリギリスの仲間に見られる特徴ですが、翅を水平に畳むこと、後肢が長くなく大きな距離をジャンプしないこと、ゴキブリのように走行することが特異なことはコオロギ的です。
 餌用にレッドローチと昆虫ゼリーを入れてやりました。野生では小さな虫を捕食するほか、樹液にも集まるということなので、食べ物はこれでバッチリだと思います。
 あと、クワガタムシの繁殖に用いる朽木も入れておきました。朽木に産卵すると聞いたからです。ただ、ブナの木に集まることが多いとのことで、市販のクヌギ材しか用意できなかったので、産卵床として利用してくれるかどうかは、はなはだ疑問なのですが、万一繁殖に成功したら、ドヤ顔で本項の続きを記述しますし、敗北の時は何もなかったように沈黙するだけです。卑怯者か。

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