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オオハサミムシ

2014/07/12


 筆者が幼少の頃、この虫は子供たちの人気者で、チンコハサミなどと呼んでいました。ハサミムシの名は図鑑等が用いるだけで、我々当時の子供たちはみんな俗称を普通に愛用していました、女子も含め。女子の中にも虫好きの子もいて、本種を飼っている子もいましたが、その名を彼女が口にするのをなぜか大人たちは嫌っていました。
 チンコハサミと言えば、当時の子供たちにとって身近な変な虫の三種の神器でして、あとの2つはマルムシとベンジョコオロギです。図鑑等ではオカダンゴムシ、カマドウマと表記されます。



 オオハサミムシは、大きくて体長が3cmほどにもなり、かつまた色合いが綺麗で、他の黒っぽいハサミムシと一線を画する存在ですが、棲息個体数も多くよく採れました。
 筆者は見たことないですが、本種は飛ぶというウワサもあります。中後胸を覆う革質の前翅はひじょうに小さく、腹部が大きく露出していますが、この小さな前翅の下に長い後翅をたたんでいます。もっともハサミムシの中には後翅が退化してしまっているものもいます。
 ハサミムシの尾端のハサミを欠いたような虫にハネカクシという鞘翅目(甲虫類)がいますが、あれは飛んでいるところを何回か見たことがああります。



 尾端のハサミは大きく鋭く、優秀な武器です。危険を感じると腹部を反り返らせ、このハサミを頭上に振りかざします。サソリのポーズですね。ハサミが尾部にあることは、あまり利便性があるようには思えませんが、普段は邪魔にならなくて良いかもです。



 飼育セットとしては、保湿のために昆虫マットを敷き、樹皮を使ってたくさんシェルターを作ってやりました。餌は熱帯魚用のフレーク、昆虫ゼリーも入れておきます。時折、レッドローチも入れてやります。頭をつぶしてやった方が良いかもです。



 シェルターの一角に石で囲んだ部分を設けました。たまたま雌雄ペアでここに入っているところを撮影できました。ここを巣として利用するとはあまり考えられませんが、こうして雌雄憩いの場として活用し、交尾に至ればと期待したいところです。



 飼育開始から2日後、石組みの一角に巣穴を作っています。巣穴の入口のところにハサミが見えます。巣の防御として有効ですね。



 雌雄のペアが、下半身をマットに突っ込んだ状態でじっとしていました。交尾中かも知れません。そっとしておきましょう。



 別の巣穴です。掘り返した土の量がひじょうに多く、写真のほとんどの部分がそれです。かなり深い穴を掘ったようです。

 ハサミムシの飼育は、考えてみればこれが初めてです。子供の頃はよく遊び相手をしてもらいましたが、持ち帰ってもすぐに庭に逃がしたりしていました。当時の筆者は、この虫に甲虫類ほどには魅力を感じなかったのでしょうね。

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