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アブラゼミ

2014/07/16


 そう言えば、今年はまだセミの啼き声を聞いていない気がしますが、そろそろですよね。2日前、うちの近所でオスを捕獲しました。おそらく羽化して間がない個体です。触ってもギーギー言いません。今日中には啼きだすと思いますが。



 子供の頃は、大阪でも福井県の田舎でも、森や林はアブラゼミだらけでした。子供たちは長い柄のついた網や"とりもち"を使って競うように捕獲していました。1週間しかない命を可哀そうに、大人たちはそう言って嘆き、子供たちもしばらく虫かごに閉じ込めておくものの翌日にはリリースしていました。



 福井の田舎では、祖母の家の裏の林に本種が行列を成すほどの大群をよく見かけました。まるで林そのものが啼いているような音響です。
 ひと夏でこの林だけでもどれくらいのアブラゼミが出現するのだろう、成虫の命は1〜2週間ていどなので、7〜8月中セミしぐれを維持しようと思えば、数千頭が次々と羽化しなくてはならないんじゃないだろうか。否、数万頭かもしれない。アブラゼミの幼虫は丸6年間地中で暮らし、7年目に地上に出て羽化しますが、そうなると、来年用再来年用…7年後用と、膨大な数の幼虫が地中にいるはずです。地中はアブラゼミの幼虫だらけです。しかもセミは本種だけじゃないし…。他の様々な虫もいるわけだし。林の地中は地上をしのぐにぎやかさにちがいない。そう考えて幼少の筆者は唖然としました。



 セミの顔って、口のところにマイクを付けているように見えません? むかしのアメリカ映画のジャズなんか唄う時のスタンドマイクって、こんな感じじゃなかったですか? でも、セミは口で啼くのではなくお腹で啼きます、ご存じのように。



 腹面図です。どれが発音板かなんて誰でも知っていますよね。
 ということで、家の前の街路樹にでも放しておきましょ。暑苦しい夏の昼間を、せいぜい暑苦しい声で彩ってください。ほんと、暑苦しい啼き声だこと。

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