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カイコガ8

2014/07/16


 7月12日、最初の繭作りが始まりました。前項でお伝えしたとおりです。発育がよろしくなかった人工飼料チームが土壇場で追いついて、2頭が繭作りを始め、クワの葉チームは1頭がそれに加わりました。



 プラケースの側面から天井(防虫シートを廃して青い布をかけてある)にかけて糸を張りめぐらしています。足場作りをしているのでしょうか。とりあえず人工飼料チームを自室に持ち込んで観察しましょう。



 足場作りと言うよりも、どこに繭を作るか迷走しているようにも見えます。



 天井近くに、ハンモッグっぽい感じのものを作りましたよ。



 これはクワの葉チームです。頑張ってください。



 人工飼料チームの2頭は、どうやら繭を作る場所を定めたようです。両方とも天井からぶら下がるような立地で繭作りを始めています。



 一夜開けて13日の朝です。なんとなく繭の輪郭らしいものが見えてきました。



 蛍光灯で透かしてみると、こんな感じです。繭の外枠は決まったようですね。



 お昼頃、作業は続いています。幼虫の姿が次第に消えて行きます。



 もうわずかに幼虫が確認できるていどですね。



 繭が外見上ほぼ完成したのは、夜になってからです。この時点で触ってみると、まだけっこう柔らかいです。内側ではさらに壁を厚くする作業が続いていることでしょう。



 蛍光灯で透かしても、もう中の様子を見ることはできません。それでも触ると柔らかいです。



 翌早朝すなわち14日、硬い立派な繭が完成しました。もう足場から引きはがしても大丈夫ですね。
見た目は、ひとつ上の写真とあまり変わりませんが、触ると全然ちがいます。
 また、2頭の繭作りは、数時間の時間差がありました。同じように作業しているように見えても、仕事の早い遅いがあるようです。なかなか硬くならない遅い方の繭を、途中で死んでしまったのではないだろうかと心配したほどです。でも14日の朝には2つとも立派な繭になりました。



 さらに翌日15日の朝、1つの繭を切り開いて見ました。中の幼虫を傷つけないようにカッターを使うのには細心の注意が必要です。これから蛹化から羽化までの様子が観察できそうですね。では、元通りに閉じておきましょう。



 同日、クワの葉チームの様子を観に行きました。容器のフタのところで繭作りを始めていたものは繭が完成していましたが、驚いたことにほかに2つの繭が完成していました。その2つはクワの葉に包まれた感じの繭を作っていました。写真では繭が判りやすいように葉を開いています。野生では生きられない完全家畜動物とも言われるカイコですが、けっこうワイルドな生態が残っています。



 ヤママユガの繭と比べてみました。ヤママユガの繭はサイズにずいぶん差異がありますが、比較に使ったのは平均的な大きさのものです。カイコの繭の個体ごとのサイズ差はヤママユガほどではありません。



 さて、いまだ採餌中のクワの葉チームの幼虫たちですが、彼らも間もなく繭作りを始めることでしょう。それを見越して、新しい葉を採ってくるのはやめておきます。お世話になったクワの木ともしばしのお別れです。万一運悪く、成虫たちが羽化して産卵し、次の幼虫が採れたらまたお世話になるかも知れませんが、その時はよろしくです。

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