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ヤママユガ

2014/07/16


 先月、本種を養殖しているところから、幼虫を送っていただいたのですが、1頭を残して死着だったのと、残る1頭もほどなく衰弱死してしまい、飼育は失敗に終わってしまったのですが、ネット上に繭がいたので、買い求めました。野生採集個体ということなので、雑虫として記述します。カテゴライズの主旨が変わってきたような気がしますが、ま、どうでもいいでしょ。 



 愛知県産、幼虫を採集して繭まで育てたとのことです。素晴らしいですね。日本の野山にはまだまだ貴重な虫たちが元気してます。



 この繭で長径35mmていど。白く透明に見えるものもは幼虫が繭作りの足場のために吐いた糸です。



 ヤママユガの繭は明るい緑色をしていますが、けっこう色ムラが見られます。30mmていどの小さい繭です。



 繭の一部が偏平になっているのは、飼育ケースの側面等に接して繭を作った痕だと思われます。実際の飼育の痕跡が伺われます。



 葉を巻いてその間に繭作りした例です。これも繭の一部に偏平な部分がありますが、理由は上述と以下同文です。



 この繭は大きくて長径が40mmくらいありました。小さいものとくらべるとかなりのサイズ差です。しかも上方に繭を吊り下げるための長い柄がついています。繭自体は近くの葉に癒着しているので、この柄がなくても枝から落ちることはなさそうですが、このように繭を柄で吊り下げる工法を用いるケースもあるんですね。ウスタビガの繭のようです。
 5つの繭だけでもこれだけの生態的差異が観察できます。面白いですね。



 繭の表面を拡大するとこんな感じです。緑色はどんな染料によるのでしょう。幼虫の餌である葉の色というわけではないと思います。この色は時間と共にあせて行くことはありません。何年も経過すれば別ですが。



 1つを開いてみました。蛹が元気に尾を振っています。めっちゃ元気です。幼虫の脱け殻もありますね。



 蛹フェチの皆さま画像です。背面図。



 側面図。腹部がとても大きいですね。



 腹面図。頭部から伸びている大きなものは翅ではなく触角ですね。翅がそんなところから生えるわけないし。この大きな触角はおそらくオスのものでしょう。翅はその下敷きになって見えています。

 羽化はいつぐらいになるのでしょう。おそらく繭の状態で夏眠し、秋口に羽化して越冬卵を産むのでしょう。楽しみですね。

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